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コーディネートやスタイリングの参考しているもの(今)

ファッションスタイリストという職業柄、コーディネートの参考しているものはありますか、と聞かれることがあります。
それについては色々なものからきっけをもらっています。街行く人、コレクション、手に取った雑誌など。それでも特に参考しているものとして、最近では


アガサ クリスティのミスマープル

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イギリスの推理作家アガサ クリスティの作品をもとに製作されたイギリスのドラマ。
コーディネート全体のバランスがとても良い。色、シルエットのバランス、アイテムの合わせ方に、着こなし方はもちろん、ヘア、メイクなども全てが時代に左右されない美しさであり勉強になることが多いです。 シルエットのバランスもジャストなサイジングで『つかず離れず』が至る所に見受けられます。
舞台は現代のヨーロッパではないのですが、いやヨーロッパではないからこそ、そのベースがきちんとされていてどのキャストのコーディネートもベーシックなのにとてもキレイです。コーディネート/スタイリングの基本が詰まっているかと。言い変えればこの基本をおさえておけば応用もできます。

古い時代の写真や映画(海外ものが多い)
古い写真や時代のものは、その時代に生きていなかったので、その時代の背景やファッションを知ることはとても参考になります。現代のファッションがどのように変わってきたのかを知るきっかけとしても面白いです。

映画 華麗なるギャッツビー(1974年)

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メンズファッションの観点(スーツなどの着こなし方)からはとても勉強になる作品です。
メンズはルールが多く、フォーマルの場所ではとても重要になります(もちろん誰も突っ込んでくれないので余計に恥ずかしいことも)。そう言ったメンズファッションのルールがある中でそれぞれの個性が際立っている作品です。
ちなみに、記憶は定かではありませんがこの時のスタイリングは若き日のラルフローレンがスタイリングをしたと聞いています。

と言ったところです。
海外のものが多い理由としてはシンプルに海外の方が歴史が長いからです。『洋服』というだけにその歴史はやはり海外です。 
昔のものが多い理由としては、現代のものは自分の目を中心に五感を通してわかることなので。

バイビー

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