映画『最高の人生の見つけ方』

映画や小説など、一つの作品鑑賞した時の年齢や
自分が置かれている状況によって
感情移入の度合いや感想は違ってきます。

Netflix、AmazonPrime、Youtube などで
好きな物を見たい時にいつでも楽しめる便利な時代、

『最高の人生の見つけ方』を改めて観ました。
原題は『The Bucket List』

映画のあらすじと出演者

それまでの人生で交わることのなかった
キャリアも家庭環境も全く違う老齢期の男性2人。

たまたま入院先で同室となり、
同じように余命宣告を受ける。

それぞれ残された時間にやりたい事、
やり残していて気になっていることは違うけれど、
Bucket  Listにピックアップ。
それぞれが持っている術と知恵を差し出して、
一つずつ実現していき、最期を迎える、
というのが大まかなストーリー。

そしてメインキャストは2人。

お金で欲しい物は全て手に入り、
何でも思うようにできるけれど、
家族の愛、損得抜きの友人関係に恵まれていない。
ジャックニコルソンが演じるのは
成功した実業家エドワード役。

真面目に働き家族を養い、
温かい家庭を築き守ってきた。
モーガンフリーマンが演じるのは
実直な熟練修理工カーター役。

人生に喜びを見つけたか？
あなたの人生は他人に喜びを与えたか？

映画の中のセリフです。

それまでの人生では共通項を持たなかった2人が
突然終わりの時を設定された人生、
喜びを得、後悔せずに過ごしたいという共通認識で
自分は持っているけれど相手が持っていないものを
惜しみなく与え合い、
2人で一緒にやり残していた事に
挑戦していく。

日々些細な事にも喜びを見出し
その喜びを大切な人達と分かち合えることの
素晴らしさをかけがえのないこととして描いています。

思ったこと

現実にはあり得ない設定、ストーリー展開です。

大富豪と労働者が同室。
プライベートジェットで豪華世界旅行、、。

それでもハリウッド映画だからこその大仰なエンタテイメント、
演じているとは思えないほど役にはまっている、
主役の名俳優2人の演技に魅せられて、
つい観てしまう映画。

そしてテーマはとてもシンプル。

舞台設定、資金の寡少が問題ではなく、
人生に大切なことは、
あなたの日常、
あなたが関わっている大切な人達との
交わりの中に人生の価値、喜びはあるのよ、
ではないでしょうか。

残りの人生の時間の過ごし方に思いを巡らせている、
今の私には示唆に富んだ映画です。

🌼
いただいたディジーマーガレットのミニブーケ。
お花のプレゼント、うれしいです。