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集団お見合いみたい

コロナは収まってきているけれど、
引き続きオンライン選考をする企業が多いのか、
街でリクルートスーツ姿の学生さんをあまり見かけません。

ネットで企業訪問している学生さんも、
リクルートスーツに身を包み街行く学生さんも、
自分の将来についての決断を迫られる時期。
不安だろうけれど、自分を大切にベストを尽くして〜と
心から応援しています。

私自身の時の事は語るには昔過ぎるので、
少し前の子供の就活を傍で見て感じていたことを
書いてみたいです。

△ 就活は集団お見合い

就活って企業と学生の集団お見合いの場。
お互いいいことしか見せないから、
雇用契約を交わし(婚姻届を出す
働き始めて(一緒に暮らし始める
それまで隠していた部分が見えてきて、
えー、こんな筈じゃなかった、となるのは当然。

これから始まる社会人生活が少しでも
いいものであって欲しい期待する学生に
闇の部分を隠してスマートな表面しか
見せない企業側は罪深いと思うのです。

△ 理不尽な苦労はあえてする必要はない

娘が新卒で入社したのは、
企業名がメディアに登場しない日がない、
超有名企業。(有名だけど優良ではない)

ただ ザ・昭和な旧態依然の体質で、
窮屈な職場であることは
社会経験が豊富すぎる親には自明のことでした。

若い時の苦労は買ってでもせよ 

とはよく言いますが、

理不尽な苦労はあえてする必要はない

が私と夫の考え。
私達はこの会社への入社は勧めなかったのです。

しかし本人は採用活動を通じ良い印象を持ち
やりたい仕事ができる職場だからと、
入社を決めてしまいました。

本人の意思が1番大事。

親はもう応援するしかありません。

これは桜?

△ 『セクハラはないけどパワハラはあるから』って???

OBOG訪問から始まり、
最終面接まで、直接会って話した社員は
入社年次が様々な男女何十人にもなったようです。

そこで会った人達は
職場の素晴らしさ、働きがいを
熱く語り、
あなたも一緒に働きましょうよ、と
甘い言葉で囁いたのでしょう。

きらきらした女性社員、
常識をわきまえた男性社員。
ハラスメントは絶対ダメという21世紀、
令和の世の流れをしっかり理解している大人達。

良い人達に囲まれて社会人スタートが切れ
よかった、頑張ろう、と
本人は心の底から思っていたと思います。

その会社の慣習で、実際に職場で働き出す前に
配属先である県庁所在地にある支店に出向き
挨拶に行った時の事です。
そこで新入社員3名を迎えた50代前半の支店長が
平成生まれ令和入社の22歳の女性に向かって
言い放った言葉が聞いて呆れるのです。

うちの職場はセクハラはないけれど、
パワハラは少しあるから


令和の時代にセクハラもパワハラもありえないのに、
この昭和のおじさん何言ってんだろう、

そもそも研修で渡された就業規則集に
「ハラスメントは一切認めない」と書いてあるのに。

娘はこの段階で既に
「あれ、まずいところにきたかも」
と嫌な予感を感じたそうです。

そして彼女の嫌な予感は的中してしまうのでした。

(つづく)

💙ヘッダーの写真は都心の空と飛行機と高層ビル。
もう一段高層の空にも飛行機が飛んでいるの見えますか?











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