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季節感にズレをはっきり感じた2023の夏

晩夏で真夏

街のお花屋さんに寄ってみました。

8月末、暦的にはそろそろ秋に移行する時期。

晩夏

秋のお花は揃い出しているかしら、
店内は秋色になっているかしらと覗いてみると
まだまだ夏の花🌻向日葵の、元気が出る
明るい黄色がパッと目につきます。

強い日差しと強烈な暑さの中、
季節を先取りして秋色を選ぶ気にはならず、
気づくと🌻を選んでいました。

リリーと向日葵🌻


夏に着ないでいつ着るの?、ですが。

8月上旬、娘が我が家に
浴衣を取りに来ました。
コロナ禍後初めて開催される花火大会に
着ていくと言うのです。

浴衣、浴衣用下着、帯、他小物、
クローゼットから出し揃えておきました。

用意しながら、
下着をエアリズム系にしても
体に巻き付ける布がそもそも多くて、
更にきっちり締めるから熱がこもり、
熱中症になるのではと思ったのです。

変な話、夏に着る物ではない、、、
浴衣なのに、、、。

これはあくまでも私の感想。
着るか着ないかは本人に任せよう、

ただ彼女も実際に浴衣を
手に取り、身に纏ってみると
「この暑さでは無理。
汗ぐっしょりになり着崩れして
化粧も落ちて、見苦しくなる」と判断。
その日は結局持ち帰りませんでした。

サマードレスで出かけたそうで、
正解だったと言っています。

二季の国、風物詩も変わる?


数年前から春と秋が短くなって、
春夏秋冬、穏やかな季節の移ろいが
なくなっていると感じています。

異常気象が常態化して
「日本の四季」が失われ、
穏やかでいい季節の春秋が短くなり
夏冬の厳しい気候ばかりが目立つ
「二季の国」となっています。

風土に育まれ、熟成、形成されてきた、
日本の文化、日本人の感性。

教わるでもなく、暮らしの中で
無意識に身につけてきた生活習慣。
都会にいても、風に日差しに、
身近な小さな自然に四季の移ろいを感じ
季節感を取り入れた生活を楽しんでいます。

それがいつの頃からか違和感を感じるように、、。
私の体、心に刻まれている暦、季節感と
実際の季節に大きなズレが生じているのです。

浴衣で夕涼み

「浴衣」は夏の風物詩ですが、
優雅に浴衣を着こなすどころではない、
この猛暑続きが平常となった2023年。

もはや「夏の風物詩」などと
風流なこと言ってられなくなっています。

娘曰く、
打ち上げ花火をどうしても浴衣を着て
鑑賞したいと言うのなら、
エアコンが効いた都心タワマン高層階の部屋から
人混みにも、暑さにも悩まされることなく
着崩れ、化粧落ちの心配することなく、
快適な環境でスマートに鑑賞するに限る。

それが異常気象の令和の時代の
浴衣で花火大会の正しい楽しみ方、
だそうです。

夏祭りの楽しみ方にも
気候変動、経済格差の影響が、と
感じた一言でした。

(彼女がその鑑賞方法を享受しているかは不明)

日没前東の空に95.8%の月🌕




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