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習慣を味方につける子育て

悩むことに意外に多く時間を使っている


やるかやらないかを決めるという行為。

これは時に私たちが思っている以上にエネルギーを使います。

例えば、

「寝る前に1時間だけ英語を勉強しようかな」
「明日の朝は1時間早起きしてランニングしようかな」

こんなことを考える時、

「でもな〜昨日やったから今日はやらなくても良いかな」
「今日は疲れたから長く寝てたいな〜」

といったことを考えながら、

「いや、でもやった方が良い気もするし…」

などと、

やるかやらないかの決断を下すためにどうしようかなと悩むエネルギーと時間。

1日の自分の行動を振り返ってみると、
意外にこのような、
特定の行動をやるかやらないかで悩むことに時間を使っていることが多いことに気付かされたりします。

そこに費やす時間は、
もしかしたら1日の中だけであればそんなに多くの時間ではないかもしれませんが、

これが、1日、2日、3日…1週間、1ヶ月…と積み重なっていくと、
非常に多くの時間とエネルギーを、悩むことに使っていることに気付くかもしれません。

以前の記事でも、子どもには意志力よりも習慣化にフォーカスすることが大事と書きましたが、

1日に私たちが使えるエネルギーと時間は有限であることを考えると、
いかにそれらを効率良く使うかを考えることは大事だと言えます。

やることが当たり前になっている状態を作っておく


子育てにおいては、
例えば、

•子どもの勉強
•子どもの読書
•子どものピアノの練習
etc…

こういったことを、例えば親が毎日やって欲しいな〜と思った時に、
いつもいつも、

勉強しなさい!
本を読みなさい!
ピアノの練習をしなさい!
etc…

と、親が「やりなさい!」と言わなければならないことは、子どもにとっても親にとってもあまり気持ちの良いものではないですよね…
ストレスもお互い溜まります。

ですので、
子どもたちが自然と「今日もそろそろ勉強やろっかな〜!」と言って始めてくれるのが理想ですね。

親が子育てにおいて一定の気持ちの余裕を持つことは、子育てを少しでも楽にするためにとても大切なことです。

そのために、出来る限り使わなくても良いエネルギーと時間は使わずに済むのが良いですよね。

そこでとても有用な方法が、
毎日やらなければいけないことは、
やるかやらないか考えるまでもなく、やるのが当たり前になっている状態を作り出す
(=習慣化)です。

我が家は、息子の朝の学習習慣を定着させることに集中して取り組んできました。

「今日はお勉強やる?やらない?」
と考えるまでもなく、
朝起きたら出かけるまでにお勉強をすることが当たり前になっている状況を作り出すことに、
夫とも協力しながら徹底的に取り組みました。

我が家の具体的な取り組み


我が家で具体的に行ったこととしては、

  • 朝起きたらすぐ目に付くよう、テーブルの上に鉛筆と消しゴム、プリントを置いておく

  • お勉強には父か母が一緒に取り組む

  • 息子が勉強している時間に、親(夫か私)も読書をしたり勉強をする

  • (朝お勉強をやることが習慣化されてきたら)何時から始めるか、どのタスク(着替え、出かける前の荷物の準備、トイレ、歯磨き、朝ごはん、など)の後or前にやるか、などは息子本人に決めさせる(こちらが全て決めてしまわず、本人のリズム感を大事にし、本人に決めさせる)

  • 勉強を毎日するとどんな良いことがあるかを親から日々息子に具体的に伝える

です。

こうした取り組みを一年以上毎日続けることで、
気付いた時には、
朝出かける前にお勉強をするということが、自然な流れとして出来る様になっていました。

ここまで来ると私たち親も本人も本当に楽です。

子ども 「やりたくない〜」
親 「早くやりなさい!」

と言った、ストレスフルなやり取りがなくなります。

何事も習慣化させるまでは少し根気が必要ですが、
そこを味方につけてしまえば、
子育ても自然と楽になっていくと感じています。

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