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子どもに自分が次に取るべき行動を考えさせる癖をつけるということ

子ども達の「これがやりたい!」をもっと尊重する

先週末、Montessori系の教育を行うkindergarten に息子を半日預けました。息子は現在は認可保育園に通っていますが、以前3年間ほどMontessori 系のinternational schoolに通っていましたので、Montessoriの教育内容は息子も馴染みがあります。

今回預けた園も以前通わせていた園もそうなのですが、そこでは当日自分が取り組むactivity を自分で決め、その作業に一人黙々と取り組むという時間があります。

次はArtの時間です、次はScience の時間です、〇〇に取り組みましょうと先生が指示するのではなく、自分が興味・関心のあること、やりたいことを自分で考え、選び、取り組む時間です。

これはとても大切な時間だと私は思っています。

親や先生が指示したことをその通りに実行する、みんなと一緒に同じことをする、今までの日本の教育現場では、それが出来る所謂聞き分けの良い子、協調性のある行動が出来る子、などが良い評価を受ける傾向にあったように思います。少なくとも、私の子ども時代はそうでした。

でも、当然のことながら、子ども自身の「これがやりたい」「これにチャレンジしたい」は一人ひとりみんな違うはず。もっとその声に耳を傾け、その意志を尊重し、子どものやりたいに任せて行動させてみる。そんな機会を子どもたちにもう少し持たせてあげても良いのではと思っています。

それは、指示がないと動けない、やるべきことが決まっていないと次に何をしたら良いかわからなくなってしまう、となるのを避けるためです。

もっと子ども自身の頭を働かせて、行動を選択させてみる。そんな習慣を繰り返すことで、自ら考え行動する力を培っていって欲しいなと思っています。

子どもに自分自身で自分の道を切り拓いていく力を付けて欲しい

これからの時代、決められた仕事を決められた通りにこなせる人材はAIや安い労働力に代替され、0から1を生み出せる人材がますます評価されるようになってくるのだろうと思っています。

だからこそ、子どもには、言ってみれば当たり前のことなのですが、

自分で考えて自分で動いていけるよう、小さい時からその習慣を身に付けさせる環境を与えたいと思っています。

母親、父親、先生などに言われなくても、自分の行動を選択していけるということ、自分の頭で考える癖を付けるということ。こうしたことの大切さを、改めてMontessoriの園に預けた際に考えさせられました。

そのために親が出来ること

私たち親が、子どもに自ら考え行動する癖を付けてもらうために家庭でもすぐに出来ることの例としては、

TV(あるいはYoutubeなどの動画)に子守りをさせない:動画は基本的には全て受け身ですね。自分で考える癖が付きづらく、自分で何かを考えるということをせず、ただ画面から入ってくる情報を受け止めることに慣れてしまいます。

今は〇〇して遊んでなさいと遊ぶ内容を親が決めないようにする:我が家も息子からたまに「ねぇ僕今何して遊んでたらいいの?」と聞かれることがあるのですが、その時には、今どんな選択肢があり得るかなどをそれとなく提案してあげた上で、子どもにやるべきことを考え、決めさせるということをすることが大事だと思っています。子どもは特定のおもちゃがなくても、発想次第で何でも学びや遊びに繋がりますよね。本当に子どもがおもちゃが周りになくて何をしたら良いか分からず困っている時は、少しヒントを出して子ども自身に遊びを考えさせると良いと思います。

〇〇出来なかった!と子どもが言った際、次からはどうしたら良さそうかな?と質問を投げかけてうまくいく方法を一緒に考える:子育てをしているとよくあることですが、「もっと〇〇したかったのに!」「〇〇出来ない(出来なかった)」という会話が発生します。そんな時、親が「もっと〇〇をしておけば良かったでしょ」などとつい言ってしまいがちですが、どうしたら子どもの思うような結果が得られたのかを、子ども自身に考えてもらうために、「どうしたら良かったかな?」と質問を投げかけて一緒に考えてあげると良いですね。そうすることで、何かうまく行かないことが起こった時に、じゃあ次どうすれば良いのかということを自分自身で考えていく力がついていくと思います。

上記は一例ですが、私はこんなことを心がけています。

日本の学校教育においても、子どものやるべきことを大人が全部指示してそれに従わせるような教育ではなく、子どものやるべきことを出来る限り子ども自身に考えさせる機会を作ってあげることが、子どもたちがこれからの時代に活躍していくためにも非常に大切だと改めて思いました。

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