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社員インタビュー Vol.3 ~社会の役に立つ医療AI開発~

今回は、4月に新設されたAIチームのリーダーを務めるエンジニアの陣内さんをご紹介します。

Q1) Lily MedTechでの役割を教えてください。

AIチームは、ハードウェアが取得した信号データから、医師が診断をするために必要な情報を提供するところまでを担当しています。医師の診断支援が大きな目的で、例えば、”画像のこのあたりに腫瘍があるかもしれませんよ”、ということをプログラムで伝えることも、役割の1つです。最終的には、乳がんによって生まれる不幸を減らすことが目的です。そのためには、ビッグデータの分析結果を用いて、乳がん検診率の向上を実現することも我々の役割に含まれます。

陣内さん

Q2) ご経歴について、教えて頂けますか?

入社前は、米国のブラウン大学の博士課程に在籍し、人工知能の研究をしていました。AIの機械学習の中でも、特に強化学習が専門でした。
東大の大学院では、スーパーコンピュータでAIを動かす要素技術的な研究をしていました。
東京大学の学部時代は、生物の知能や人工生命に興味があり、生物寄りの学科に在籍していましたが、進化学や生態学の勉強をしていくうちに、「より役に立つものは何か?」という視点から人工知能の研究が近いと考え、情報系の研究室を選択しました。

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Q3) 入社の経緯とLMで挑戦してみたいことについて、教えてください。

学部時代のテーマと通じるところがありますが、エンジニアとして「役に立つ」ことをしたい、という思いがあり、自分の専門性を活かせる仕事を探す中で、LMに出会いました。
自分の性格は、大企業よりベンチャー企業に向いている、と感じていたこともあり、入社を決めました。
将来的には、自分の研究によって、乳がんによる死亡率が半分くらいに減っていたら、安心して老後を過ごせると思います!

Q4) 実際に働いてみてどうですか?

入社前に予想していたよりも、自分で決定できることが多いです。
大学でしか経験のない20代そこそこの自分がどれくらい価値を出せるのか、入社前は少し心配していましたが、その点については全く困っていません!
一方で、AIチームのリーダーとして採用も行っているのですが、必要な人を定義し、会社の中で活躍できるスキルのある方を履歴書から見極めるのは、非常に難しく感じています。
当社のように、社会の役に立つ医療AI開発に興味を持っていただける方をお待ちしています。

※採用情報はこちら

Q5) 趣味やプライベートについて、教えて頂けますか?

競技プログラミングに参加してコードを書く速さを競うプログラミングのコンペティションや、与えられたデータからある特定のタスクをどれだけうまく学習できるかを競うデータサイエンスのコンペティションに参加しています。
「マジック・ザ・ギャザリング」というカードゲームもやっています。相手がどのカードを持ってくるのかまで予測しながらプレーするのが非常に面白いです。
また、大学生向けの本・訳書をいくつか書いています。

猫2匹

ありがとうございました!ここには書ききれないくらいたくさんの面白いお話を伺うことができて、インタビュー時間があっという間に過ぎてしまいました。実は猫好きの一面もあるようで、普段あまり写真は撮らないのに猫の写真はたくさんもっているそうです!タイトルの画像はホノルルの牧場で出会った猫。最後の写真は、UKのCambridgeの猫、だそうです。


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