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【「改姓したくない」と言っても驚かないでね】選択的夫婦別姓について考える その1

初めまして。
選択的夫婦別姓を待ち望む32歳、東京在住、彼氏と同棲中、性別は女の筆者です。

選択的夫婦別姓についてTwitterで様々な方の意見を読み、会話し、もっと自分の思いを発信していきたいと思いnoteを始める事にした。

今回の記事の題材はこちら。

Twitterを始めたばかりの頃に、言われたもやもやを載せたところ多くの反響を頂いた。

生まれてからずっと名乗ってきたこの姓を、この先もずっと大切に名乗り続けていきたい。

これってそんなに驚く顔をされる程、相手を凍りつかせてしまうほどのパワーワードだったのだろうか?言った私が女だから?もし私が男だったら、同じように凍りついたかしら?

法律上は「男女ともにどちらが改姓してもよく、平等」なはずなのに、この日本に生まれ育つ多くの人の潜在意識の中に、「結婚したら女性側が改姓するもの」と刻み込まれてしまっている。

そう思ってしまうこと自体はおかしなことではない。だって、生まれてこのかた身の回りでは、私の両親も、顔面が凍りついたその人の両親や友人や親戚も、ほとんどが当たり前のようにそれを選択してきたんだもの。環境が、世間がそう私たちに刻ませたんだ。

ちゃんと考えれば法律上、改姓において男女は平等だ。男性が有利な法律ではないはずだ。この日本で法律婚をしたいもの同士、平等な立場で話し合うべき問題なのだ。

ただ、上記で平等とは書いたものの、実際はどちらも改姓したくないというカップルなんて、ゴロゴロ周りにいるのではないか?と思う。心から喜んで改姓を望んだ人がいたとしても、全員なんてことはないよな?

この日本で法律上夫婦として認められたければ、同姓を名乗る以外選択肢がないんだから。

本当は改姓したくない気持ちと法律婚をしたい気持ちを天秤にかけ、泣く泣く諦めて改姓し、法律婚するにいたったカップルもきっとたくさんいただろう。本当にたくさんいただろう。

私たちカップルの場合のそれぞれの主張は以下である。

  • 私:亡くなった父と同じ姓を名乗り続けていたい。

  • 私:姓が違っても家族になれるはずだ。

  • 彼氏(長男):法律上夫婦として認められたい。

  • 彼氏(長男)法律で認められれば別姓でも良い。

  • 彼の実家:嫁に来て家族になってほしい。(同じ姓を名乗って欲しい)

  • 彼の実家:他所は良いが、うちは別姓や事実婚は認めたくない。

全く折り合いがつかない。
が、35歳の高齢出産年齢に近づくにつれ、焦る私。彼は法律婚をした上で子供が欲しいと言っている。まだ勉強途中ではあるが、確かに日本の法律上では、事実婚より法律婚の方が子育てにおいては有利に思う点が現時点でも多々ある。

私が諦めるべきなのか、でもなぜ諦めなければならないのか。

「お前が我慢すればいい話だ」とTwitterで言われたが、何故誰かが我慢しないと法律上夫婦として、家族として認めてもらえないんだ?

「姓も変えられないなんて結婚する覚悟が足りない」と言った人も何人かいた。私が男性だったら、同じ事を言えるのか?改姓しない男性よりも改姓する女性の方が覚悟が多く必要なのか?

おかしい。ずっと一緒に生きていきたいと思うカップルが、どちら片方が今まで名乗ってきた姓を失わなければ法律上夫婦として認めないなんて、おかしい!

おかしいよ!!!!!

男性が「改姓したくない」と言っても、女性が「改姓したくない」と言っても、どちらも平等の「改姓したくない」であるべきだ。男性が思えば当たり前で、女性が思えば覚悟が足りないなんて、そんな事おかしいはずだ!!!

でもその価値観を持つ人がおかしいんじゃない。これまでの日本の歴史がその価値観を作ったのだ。

歴史が全て悪いとは思わない。ただ、日本に32年生きてきた私がやっと結婚を考える様になり、「改姓せずに法律上も夫婦になりたい」という思いが叶わない事にとても違和感を感じている事は、隠せぬ事実なのである。ただ私は、心から「同姓にしなければ法的に夫婦として認めない」なんて、おかしいと思っている!

選択的夫婦別姓がなかなか導入されない日本のこれまでの歴史、そして自身が辿れる最古の戸籍(戸主)の取得をして気付いた事、Twitterで多かった「選択的夫婦別姓導入反対派」の意見に対する私の考え等をこのnoteに書いていきたいと思う。

まとめ

上手くまとまらなかったが、この記事で伝えたかったのは「結婚したくても、改姓を望んでいない女性はたくさんいるよ!驚いたりしないでね!」という事です。小さな事と思う人もいるかもしれないけど、小さな事が積み重なって、大きな変化をもたらすと思っています。

それぞれの望む形で、生きていけますように!
誰かの幸せを否定したり潰したり攻撃するのではなく、共にアップデートして、それぞれが感じるままに、それぞれの場所で、幸せを描いていけますように!


TOKYOレディ



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