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エフェクチュアルクッキングに参加しました #0628

こんにちは。ミニマリスト、ゆりです。
2023年11月から、エフェクチュエーションを学んでいます。

そして6月26日(水)に、エフェクチュアルクッキングに参加するため、大阪に行ってきました。それは料理をしながらエフェクチュエーションを学ぶというものです。参加したことで得た気づきをシェアします。


エフェクチュアルクッキングの流れ

3人一組のチームに分かれ、5つのチームがそれぞれ15分ずつ調理をし、最終的に30人分の料理を作ること。これが今回のルールです。

一つのチームに与えられた時間内に調理をしたら、残りのチームに引き渡します。その時には伝言や引き継ぎはなし。手もとにある材料をもとに、料理の下ごしらえをして、次のチームへバトンを渡します。

私は一番最初のチームでした。材料を切ったり、たこ焼きを焼くメンバーにタコの代わりとなる具材を提供したり、鍋に人参と椎茸を煮て、出汁を加えたり。そんなことをしていたら、15分が経過しました。

次のチームに引き継いだのは、
「野菜を切り、鍋に入れ、たこ焼きの途中です。」
あとはこれらを活用して料理にしてね、よろしく!という、なんとも無責任な引き渡し。

引き継がれた次のチームは、何をどうしていいのやら…。

自分の手中の鳥を活用することもままならず、「最初は下ごしらえ」という思考のブロックに縛られてしまいました。調理を終えて思ったのは、この15分でできる前菜やサラダなどを作ればよかったという後悔だけ。

何の引き継ぎもなく、やり途中の調理を渡された二つ目のチームは、どう動くべきかの判断に戸惑っているようでした。

裏クッキングの話

ああすれば良かった、もっとこうできたのに…そんな後悔を別のチームのメンバーにつぶやいていたところ、まだやれることはあるかもしれないとの考えが浮かびました。

調理時間が終わりに差し掛かったころ、食材はたっぷり余っていました。そこで、余った果物や小豆を使って、切って盛りつけるだけのデザートを作ってしまおうと考えたのです。

厳密にいうと、私たちの調理時間は終了していて、ルール違反であったかもしれません。その時ルールを破ったことで起こりうるリスクは、主催者に怒られること。それを許容可能な損失の範囲で考えれば、実行可能なプロセスでした。

後悔という酸っぱいレモンをレモネードに変えよう。そのリスクはコントロールできる範囲のこと。いたずらを思いついた子供のように、クレイジーキルトとなり団結した私たち3人は、こっそりと作業に取りかかりました。

バナナを切り、キウイを剥き、お皿に並べて小豆ときな粉をトッピング。デザートプレートの完成です。

そんな私たちを温かく見守ってくださった吉田満梨先生に、
「エフェクッキングならぬ、裏クッキングです」
などとふざけたことを言いながら、ひとつ二つとデザート皿を完成させました。

エフェクチュエーションの実践を凝縮して学べた場

無我夢中で調理し、あっという間に終了したエフェクチュアルクッキング。参加されたシェフの方が最後の仕上げにアドバイスをしてくれたり、味を整えたりしてくれて、おいしい料理ができました。

料理を作るという目的地に向けて、手中の鳥を生かして調理する。その中で生まれた酸っぱいレモンをレモネードに変えるにはどうしたらいいかを考えて行動する。時には仲間とクレイジーキルトを作りながら、その流れを楽しむこと。

そんな学びを得たエフェクッキング。
おなかいっぱいの気持ちと、仲間に出会えたことの興奮で、大阪を後にしました。

エフェクチュエーションで学んだことの実践は、これからです。
自分のできること、得意なことを手中の鳥として、不確実な未来に向かってできることをコントロールしていきます。

明日があなたにとって、素敵な日でありますように。

ミニマリスト、ゆりでした。

私がエフェクチュエーションを学んでいる、師匠のブログはこちら。

吉田満梨先生のエフェクチュエーションの本はこちら。


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