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検知不可能拡大呪文

物心ついてからずっと空間のとりこ。
ほんとにどうかしてるくらい、無意識レベルで空間構成ばかり考えてきた。
といってもインテリアデザインのようにスマートなそれとはすこし違い、どうやって空間をわくわくに「つかまえる」か、が興味の対象なのだけど。

つかまえすぎ何かを超えてしまった感もあり、いまはmyルームも興味も、誰かにみせるためや借り物〇〇スタイルでもない、じぶんだけの過去すき事情これからをつくるモノ自意識なく置いてある空間、に着地した。

そんな「超えてしまった」空間フェチのわたしにたまらない映画のひとつが
『ファンタスティックビースト(Fantastic Beasts)』シリーズ。

ファンタスティック・ビーストシリーズ
J・K・ローリング原作の映画「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ
「魔法ワールド」の映画シリーズ。2016〜 3作公開 全5作制作予定

wiki抜粋

ハリポタと比較すると大人向けの趣で、作品そのものも見飽きない。
略して『ファンタビ』を知らない方のために念のため補足しておくと…
劇中、魔法使いの主人公ニュート・スキャマンダーが持ち歩いているトランクが、工房風の部屋、森や海までもを内包する広大な魔法空間へとつながっているというしかけがあり、作品の大きなみどころにもなっている。

このトランクのしかけを

検知不可能拡大呪文

物の大きさは変えず、中身の容量を大きく出来る呪文

と、呼ぶ。 なんだかカッコいいし。
ドラえもんのポケットも同じかな?

『ファンタビ』のそのシーンをみていたとき、あることをおもいだした。
いつぞやのロンドン行きヴァージン航空の機内でのこと。
座席備え付けのモニターで映画を観続け、あんな小さな画面でも(作品が趣味にあえばだけど)没入もでき、ちゃんと感動もあること、サイズ感覚を自由自在に拡縮できる脳のしくみに驚いたことがあった。

もしかしたら絶対的な「サイズ」というのはないのかも?
脳が制御しているだけ?

検知不可能拡大呪文  は日常にもあるんだと、あとになってきづく。

音楽も、とっても近い感覚がある。というか音楽って空間そのもの。
そこにリンクできるじぶん側のフックさえあれば、小さな入口から記憶にも似た広い異世界に入ってゆける魔法。(魔法については過去記事「魔法」で違う見方をしているけど、ここでは一般的な目線で)
ただ、つくり手、演じ手側の自我がたちはだかってたり、空間として理解していない音楽だとうまくいかないようにおもう。  …って横道。

杖を振って誰にでもかけてしまえる魔法はなくても、ひとの内面や資質と結びついて成立する魔法はたくさんあるのかもしれない。

「わたし」という存在(たましいとか呼び方いろいろ)も、本来はどこまでも拡がってゆく壮大なスケールの存在で、それがこの世界ではカラダというコンパクトな箱に収納されている、というような話もよく聞く。
ある年齢まで、幽体離脱のようなことをしょっちゅう経験してた体感として、わかるきがしなくもしなくもない。

検知不可能拡大呪文、すでにわたしたちのあり方がそうなのかも?

あ、また『ファンタビ』補給したくなってきた。


おまけ余談。

ファンタビよりずっと以前からですが、なぜかトランクを買い続けています。
ただ実用なだけの愛想のないものや、小さなおもちゃも含め、
かれこれ20コくらいを所有していて、様々な用途で使っています。

某プロデューサさんの古めかしいギターケースなんかにも心ひかれてしまいます。
逃避願望のあらわれでしょうか。 いったいどこへ行くつもりなんでしょうか。


リリィミンツ
SSMP
* ずっとウタうシゴトしています*

「ファンタスティックビースト」ニュートとトランク。



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以下、『ファンタビシリーズ』一覧
いつも順番がわからなくなるのでamazon prime じぶんが踏む用メモ

これからみるという方は、この順番で、おすきな媒体からどうぞ ᵔᴥᵔ


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