なんか言いにくい
気持ちがモソモソするけど、言葉にならない。
または、言っていいのか分からない、、、
そんなこと、よくある。
親としては結構ズバズバ言ってるなーと気づいた出来事があった。
子供には、明確に分かりやすく伝えた方が伝わると思っている。
だけど、ズケズケ言うから萎縮しちゃう子どもの気持ちもあるものだ。
ある日、娘がお友だちの家に遊びに行くことになった。徒歩数分のクラスメイトのお家で、過去に遊びに行ったこともあるお宅。
いざ出発!という時に私は
「いってらっしゃーい!楽しんでね!」と
彼女がよい時間を過ごすことが出来るように願いを込めて明るく伝えた。それに対して
「ん、あ、お、おん。いってきまーす。」
と娘。
なにか引っ掛かるけど、語尾は伸びてるし、大丈夫かな、、と思いつつ玄関で見送った。
その引っ掛かりのある返事は、なんなんだ?と少しイラッとしつつ
やっぱりなんか気になって
「私もお散歩しようかな。」と彼女に肩を並べると、私の手をギュッと握りしめた。
母「どうしたの?」
娘「1人で行くのは緊張したから。」
母「そっかー。それなら、その気持ちを教えてくれるか、付いてきてと言えばいいのに。」
娘「なんか言いにくいの。」
その言葉に胸がチクンとした。
色んな想いが頭をよぎる。
私が威圧的だから?
「それくらい自分でやりなさい。」と言われそうだった?
1人でやらなくちゃいけない、と思った?
我慢とか、成長とか、怒られるかもとか、
色んなことを考えて「ん、あ、お、おん」が付いて出ちゃったんだな。
なんでも言っていいよ。の安心感をつくることが私にとってのファーストプライオリティだ。この経験に学んで、昨日より去年の春よりも、よい日にするんだ。
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