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クリスマスに観たい、海外ドラマ5選。

このページに足を運んでいただき、ありがとうございます。
いよいよクリスマスが見えてきたな、と感じる、黒木りりあです。

noteやX(旧Twitter)上でクリスマスの映画について連日語っているわけですが、ここ数年は動画配信サービスの影響もあってか、海外ドラマでもクリスマス作品がいろいろと制作されるようになってきました。
そこで、今日はクリスマスを描いた海外ドラマの中から私が気に入っている5作品について紹介させていただければ、と思います。


1. 『ダッシュ&リリー』("Dash & Lily"、2020年)

どの世代の人でも見やすい、甘酸っぱい青春の詰まったホリデー作品です。1シーズン完結作品で、サクッと見ることができます。

今時のティーンエイジャーの恋愛を描いているものの、ノートを巡ってのやりとりはどこか古風で、懐かしく感じる人や新鮮に感じる人などが世代によって混ざりそうに思います。

物語展開だけではなく、ホリデーシーズンのニューヨークの町並みも存分に楽しむことが出来ますし、扱われているイベントがクリスマスだけではないのも、嬉しいところではないでしょうか。

ヒロインのリリーは日系として描かれており、演じるミドリ・フランシス自身も日系。ダッシュがリリーを理解するために、日本文化に親しもうとする場面なども登場します。日本人からすると奇妙な日本文化として描かれていて首をかしげたくなってしまうのは、ご愛敬。それでも、ネガティブというよりはクスッと出来てしまう程度で、それはそれで面白いと思います。
ホリデーシーズンにキュンとしたい方におすすめの一作です。

2. 『サンタクローズ ザ・シリーズ』("The Santa Clouses"、2022-23年)

クリスマスの定番かつ王道映画「サンタクローズ」シリーズのドラマ版です。現在はシーズン2まで配信中です。

クリスマスと言えば、やはりサンタクロースの姿を見ると安心するもの。本作では現代の様々な問題と向き合いつつも、映画版の「サンタクローズ」シリーズのエッセンスを十分に含んだ続編となっています。

一番の注目は、やはり本家「サンタクローズ」の出演者たちが同じ配役でカムバックしているところでしょう。昔、映画版を見た人たちにとっては非常に懐かしい再会になるのではないでしょうか。ドラマ版では「家族」「親としてのサンタ」をクローズアップしながら、人種問題や引退などについて考えることができます。

クリスマスの魔法やホリデー精神といった、時代と共に忘れられかけているものを呼び起こす、懐古主義的な部分は否めませんが、やはりサンタクロースやトナカイ、妖精たちに雪景色といった昔からあるクリスマスの姿は、観ているだけでクリスマスの訪れを実感できるもの。更に、家族で見ることができるクリスマスコメディ作品というのは、寒い季節に心を温めてくれる素敵な瞬間だと思います。
王道のクリスマスを感じたい方にお勧めな一本です。

3. 『ホークアイ』("Hawkeye"、2021年)

マーベル・スタジオが送る初のクリスマス作品となった『ホークアイ』。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の作品群に組み込まれてはいるものの、新たなヒーローであるケイト・ビショップをメインとした物語のため、MCU作品を見ていない人々でもある程度楽しめる一作となっているのではないでしょうか。

本作の舞台となるのは、やはりクリスマスのニューヨーク。アベンジャーズの一員でヒーローとして活躍し、引退したホークアイことクリント・バートンがシリーズの主人公。アベンジャーズとして活躍はしたものの、スーパーパワーを持つわけではない、「ただの人間」なクリントが、自身の過去について精算する物語です。

もう一人の主人公は、そんなクリントにあこがれる少女、ケイト・ビショップです。エネルギーに満ち溢れた彼女のキャラクターは非常に愛されるもので、観ていてかわいくてたまりません。それ以外にも、マーベルファンが喜ぶ複数の新しいキャラクターが登場しています。

事前知識として見ておいた方が良い作品を挙げるとすれば、「アベンジャーズ」シリーズ4作品と、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、『ブラック・ウィドウ』、ドラマ版『デアデビル』あたりでしょうか。ですが、このあたりの話を知らなくても楽しめると思います。

ファンタジーやロマンスモノではなく、アクションコメディでスカッとクリスマスを楽しみたい方に、おすすめの作品です。

4. 『メリーハッピーとんでもホリデー』("Marry Happy Whatever"、2019年)

とにかく、わちゃわちゃしたホームコメディを楽しみたいのであれば、このドラマ。何も考えずに楽しめる、1シーズン完結の作品です。

売れないミュージシャンの主人公が、恋人の父親に気に入られようと必死にもがく作品ですが、本当に全体的にコメディ要素が詰まった作品です。個性的な家族と、そんな家族の一員と結婚したことで義理の家族として加わることになったパートナーたちの協力関係や気まずさが絶妙に表現されています。

典型的なアメリカのシットコム、といった雰囲気なので、シットコム好きの方にはハマるのではないかなと思います。また、主人公の恋人役がブリジット・メンドラー、その姉役がアシュレイ・ティスデールと、数年前までディズニーチャンネルで活躍していた女優たちが出演しています。そのため、ノリ的にもディズニーチャンネル好きの方々は大いに楽しめる作品ではないかな、と思います。

頭を空っぽにして、笑ってクリスマスを過ごしたい方にお勧めの作品です。

5. 『ホーム・フォー・クリスマス』("Home for Christmas"、2019-2020年)

ノルウェー制作の世界的に人気のロマンスコメディドラマです。なんだかいろいろなことがうまくいかないヒロインが奮闘する一作で、シーズン2までで完結しています。

恋人がいないせいで家族にせっつかれまくることに嫌気がさしたヒロインが、クリスマスまでに恋人を実家に連れ帰るべく恋活に励むお話なのですが、悪い人じゃないのになかなかにハチャメチャなヒロインに思わず唖然としてしまうこともあり、私にとってはかなり予想外の物語展開が何度もありました。

北欧の作品を見ることが少ない私にとって、ドラマに映し出されるノルウェーのクリスマスは本当に美しくて、見惚れてしまいました。北欧のクリスマス景色を楽しみたい方にもピッタリな作品かと思います。

また、本作は非常に人気だったため、リメイク作品も作られています。本作のイタリア版のドラマが、『イル・ナターレ:クリスマスなんて大嫌い』("I Hate Christmas"、2022年-23年)です。

『ホーム・フォー・クリスマス』の筋書きの多くを踏襲しつつも、オリジナルとは異なるエンディングを迎えている作品です。こちらはイタリアのクリスマスが舞台となっていて、オリジナルとは異なったクリスマスの景色を楽しむことができます。こちらもシーズン2で完結しています。

ヨーロッパのクリスマスを楽しみたい方にどちらもおすすめの作品です。

さて、クリスマスまであと4日。暖かい家の中で海外ドラマを見ながら、ホリデーシーズンを満喫するのはいかがでしょうか?


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