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*産後* 里帰りせず産後ケアセンターを利用した話②

の続きです。もう少し具体的に施設の詳細やケア内容を振り返ってみます。

部屋、設備、アメニティ

私が利用したのは世田谷区の施設です。建物は3階建て、個室は2階と3階に各10部屋弱。助産師さんのいる事務所&ベビールームは2階なので、産後すぐのお母さんは2階に配置されるようです。3階には多目的スペースもあります。
建物は築数十年と若干古めですが数年前にリフォームしたらしく、壁紙や水回りなど新しくてキレイでした。広さは8〜9畳はあったと思います、かなり広めのベッドとシャワーのみのユニットバス、独立洗面台とデスク、冷蔵庫と電気湯沸かし器、授乳クッションと円座クッションあり。お茶パック×3と、大中小のタオル3枚が毎日配られます。それ以外は、テレビもWi-Fiも何もなし!本当に赤ちゃんとお母さんが過ごすためだけの部屋です。
おむつ、おしりふきは使い放題、お母さんの部屋着は1日数百円でレンタル可能です。なので持ち物は赤ちゃんの服とタオル、自分の身の回りの物のみ。コインランドリーもあります。
写真はレンタルの部屋着姿、スリングの練習中です。右側にある移動式のコットに赤ちゃんを寝かせます。左手奥にあるナースコールのようなものが、助産師室と繋がっています。ミルク何㏄ください!というだけで部屋に持ってきてもらえます♪

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1日の流れ

朝8時ごろ 清掃、朝食 清掃中は未使用部屋や多目的ルームで待ちます。
10時ごろ 沐浴 助産師さんが入れてくれますが、希望すれば練習もさせてもらえます。
12時ごろ 昼食
15時ごろ シャワー 小一時間赤ちゃんを預けてゆっくりシャワーに入れます。
18時ごろ 夕食

合間に3時間ごとの授乳、希望に応じて育児指導や母乳ケアがあるので1日あっというまです。
上記以外にも、希望すればいつでも赤ちゃんは預かってもらえますが、基本は母子同室。夜間は預けておいて授乳時のみ内線で起こしてもらうということもできます。

食事

とても良かったです。家庭的な味で一汁三菜、味付けは薄めで油控えめ具だくさん。産後の体の回復にも授乳にも、ベストな食事という感じ。写真はある日の昼食です。夕食時はこれに、深夜授乳のための夜食がつきます(クッキーやゼリーなど)。

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ケア内容

授乳指導、沐浴指導、母乳ケアはもちろんのこと、希望すれば足湯に入れたり(湯船にまだ入れないのでほんとにきもちいいです)、スリングの使い方を教わることもできます。有料でボディケアマッサージのオプションもありました。

コロナ禍の制限

私の入所時は緊急事態宣言中ではありませんでしたが、それでも食堂の使用中止、面会禁止、外出禁止が制限としてありました。なのでただでさえ隔離施設っぽいのに、本当に外界と遮断されます(^_^;)まぁ新生児のうちはどのみち引きこもりになるし、あまり変わらないのかなと私はそこまで気になりませんでしたが、7泊もいるとさすがに少し飽きた感はありましたw

利用のメリット

・育児のハウツーを24時間体制で事細かに教わり自信がつく
・休みたいときに休める
・何が起きても常にプロが側にいるという安心感がある
・栄養バランスの良い食事を三食ゆっくりとれる
・家事をしなくて良い
・自宅の環境をゆっくり整えられる
・ガルガル期のひどい時に夫や親を避けられる
・夫の育休取得前の業務調整期間がとれる
・(コロナでなければ)食堂や多目的スペースで他のお母さんたちと交流できる

下から3番目は個人的に結構大事だと感じました。産後を自宅で過ごす場合、どんなに優しくて家事ができる夫でも、赤ちゃんのお世話に不慣れな限りは敵判定しやすいし、余裕がないためついとんでもない暴言を吐いてしまいそうでお互いに良くないなと思いました。。育休については夫側ですが、出産日は予測がつかないので、取得までに2週間ほど調整期間がとれるというのは何気に大事なポイントだと思いました。


まとめ

産後ケアセンターは産後のお母さんに本当に良い施設です。世田谷区以外にも、住民が格安利用できる地域は多々あるようなので、その地域にお住まいの方は是非、短期間だけでも利用されることをオススメします!
ちなみに地域の補助がない場合、一泊数万円が相場のようです。それでも、初産で里帰りできないお母さんの場合は利用する価値はあると私は思います。
全ての産後のお母さんが、不安に押し潰されることなく育児を楽しみ、我が子を愛でる余裕をもてる環境でありますように。


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