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*産後* 里帰りせず産後ケアセンターを利用した話①

コロナ禍の初産、里帰りはしませんでした。とても不安でした。そんな中、退院後1日おいて入所した産後ケアセンターに心から救われた、その体験を記録しておきます。

産後ケアセンターとは

出産後の育児支援を目的とし、母親と赤ちゃんが一緒に過ごせる宿泊型ケア施設のことです。助産師さんが24時間常駐し、夜間に赤ちゃんを預かって産後間もないお母さんの体を休めたり、育児のサポートをしてくれます。お母さんが体力と自信を付けて帰宅できることを目的としています。3食付き個室のところが多いようです。

予約まで

私の住む世田谷区の場合は、妊娠8ヶ月以降に区民センター等で利用登録し実際の予約は出産後という流れでした。なので予約はどうしても直前になりますが、助けを必要とするお母さんが優先的に利用できるようになっているので、産後すぐで退院直後の予約も可能でした。実際、退院してそのままセンターへ直行するお母さんも多いようです。個人的にも直行をオススメします。間あけると、自宅で恐怖の1夜を過ごすことになりますw 
私も直行にしたかったのですが、運悪く退院日が施設メンテナンス休業と重なり、仕方なく退院翌日の入所となりました。日数は1〜7泊まで選べましたが、上限の7泊にしました。

退院〜入所

詳細は省きますが産院の適当な母乳指導と黄疸疑い騒ぎで、退院当日の私はほぼ完徹明け状態でした。その混乱状態のまま帰宅し過ごしたひと晩も、不安と緊張でほぼ眠ることができませんでした。
そうして迎えた入所の朝、追加の黄疸検査があったため朝イチで産院に寄り、検査OKとのことでその足でセンターに駆け込みました。すぐに部屋に案内され、赤ちゃんを沐浴してもらう間に助産師さんとの面談がありました。

ここまで2晩ほぼ寝ていない状態です。そんな人間の頭はほぼ働いていませんw 私はそんな状態ながらも、メモしておいた不安なこと、ミルクの足し方や授乳間隔の方針がわからない、おっぱいがカチカチで痛い、げっぷが上手く出ない、など必死に伝えました。
すると助産師さんはとても頼もしげに、「産院で何も教えてもらえなかったのね。大丈夫。まず数日はお母さんの体を休ませましょう。そして少しずつ赤ちゃんのお世話を覚えましょう。ここを出る頃にはできるようになるから安心して。」と。涙が出ました。

そしてこの時もその後も何度も言われたこと。
「お母さんは絶対に無理して頑張ってはいけません。」
初めてのことでちっとも上手くできないので、どうにかしようと頑張り続けていた、それこそが無理をしてたってことなんですね。そんなことも分からないくらい、余裕がなかったし、無理をしている最中は自分では気づけないんです。だから繰り返しそう言われることでようやく少しずつ、落ち着きを取り戻すことができました。

続きます!


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