*読書感想文* GAFAMvs.中国Big4 デジタルキングダムを制するのは誰か?

また一冊読んだので忘れないうちに記録します！

本の概要

タイトル）GAFAMvs.中国Big4 デジタルキングダムを制するのは誰か?
著者）大西康之
出版）2021/3/25
内容）世界の覇権をめぐり、アメリカと中国は今や、抜き差しならぬ関係にあります。特に両国の企業間では、熾烈な争いが繰り広げられています。これまで世界経済を牽引してきたGAFAM(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)を、中国Big4(バイドゥ、アリババ、テンセント、バイトダンス)が猛追し、肉薄しているのです。果たして勝者となるのは誰なのか?「コロナ後」を狙う新興勢力の雄とは?（Amazon booksより抜粋）

自分なりのまとめ

GAFAMと中国Big4の創始者、立役者が次々と紹介され、その生い立ちや会社設立の経緯、そして各社の動向が紹介されていきます。以上。
タイトルにある、デジタルキングダムの勝負の行方を占う的な部分はほとんどなく、現状こうだが果たして！？みたいな書き方で終わっていました。
各社の歴史と動向のまとめとしては物語チックでとても読みやすく、頭に入りやすい一冊でした。

感想

もともと産休前は中国向けビジネス担当していて米中問題の事情や行方に関心があったので読みました。が、中国の話が出てくるのは後半3-4割？でわりと有名なことだったり、電子マネー化の凄さとか実際中国で体感してきたことなので、うんうんそうそう、と謎に共感しながら読んだ感じでした。

一方で私はメーカー勤務のくせにシリコンバレー事情については勉強不足このうえなかったので、GAFAMの歴史をざーっとさらえたのはとても良かったです。著者もシリコンバレーの方が詳しいようで、登場人物に実際会っていたりと独自の感想も交えて語られていました。私も2015年にGoogleを出たばかりのアンディ・ルービンとお会いしたことがあったのですがその凄さがようやく理解できました（今更w）

それと印象に残ったのは女性の活躍が結構フィーチャーされていたこと。オバマ大統領時代の米国CTOミーガン・スミス、Facebook現COOのシェリル・サンドバーグ、Yahoo元CEOのマリッサ・メイヤー、そしてHuawei現CFO孟晩舟。シェリル・サンドバーグのエッセイは産前に読んだのですが、ほかの女性達についてももっと詳しく知りたいなと思いました。

産休の直前はAIソフトウェア関連の仕事に携わっていて、プライバシーとかバックドアとか、正直めんど、、と思っていましたが、まさにこの本にあるデジタル覇権争いの重要な１要素ってことを改めて認識。その中で活躍できるビジネスマンになるにはどうしたら良いか？継続考えていきます。