2年前の7月13日の私へ
お腹の娘の心臓が止ってると告げられた日から2年が経った。
振り返るとあの夜、病院の駐車場で涙を流しながら暗闇に立ち尽くす自分がいる。きっとこの自分の姿は一生脳裏から消えることはないだろう。
だから、1年前にもあの時の自分に手紙を書いた。
悲しい経験をしたけど、暗闇のままじゃないよ、大丈夫だよって伝えたくて。今年もあの時の自分へ手紙を書きます。
2年前の7月13日の私へ
これから2年が経つなんて、想像もできないだろうけど、悲しみとともにしっかり歩んでます。
そしてね、やっぱり人生は計画通りにはいかない、そんな風に思って過ごす時間も多いけど、そんな中でも今年もステキな出会いがつながって、まさかの出来事がありました。順を追って報告するね。
希望していたレインボーベビーは、年齢のこともあってか、なかなか授からず、不妊治療に進んだよ。ご自身も死産経験された産婦人科の先生のことを知り訪ねて、相談した結果、不妊治療のスタートを決断することになりました。
それから、不妊治療のクリニック選びも迷いに迷った。お子さんを亡くした経験から産婦人科医となり不妊治療クリニックを開業された先生のクリニックが、たまたま目に留まり、通いやすさもあり、そこへ通うことにしたよ。
悲しみを共有できる素敵な先生たちに出会い、助けてもらえたことは、とても精神的に大きかった。これは我ながらいい選択になったと思う。
ただ、治療へ進む中で、バゼドウ病になってることがわかって、治療が一時中断し、年齢のこともあって、かなり焦ったりもする。でも、投薬でコントロールできる病気だったから焦らなくて大丈夫。また再開できる。
そしてね、びっくりすることが起きた!
2022年の春にパパ(夫)の転勤で、初めての土地へ引っ越すことになったよ。
その転勤先の土地には、なんと、なんと、一番仲良しの天使ママさんが住んでいたよ。
元々、Twitterやnoteで相互フォローしあうようになり、次第に同学年という共通項もあり、リプしたりとSNSを通じて仲良くさせてもらっていたが、住んでいるところは知らずにいた。
「転勤が決まったよ〜」なんて行き先を告げてみたら、偶然にもまさかの同じエリアだった。もちろん、いま現在は引っ越してきて、彼女は唯一無二のとても心強い存在だよ。
こんなことある?おそらくこんな偶然は人生でそうそう無いと思う。
それからね、小学校に入学した息子の担任の先生も生後間もないお子さんを亡くしたことのある天使ママでした。
こんな感じで、詳しくは書けないこともあるけど、とある所から声をかけてもらったりと、新しい土地では、予想もしないような、新しい展開になっていて驚いてる。
すべてお空の子供達が繋いでくれたご縁。
やっぱりお空の娘は、私と共に人生を歩んでくれている。本当は地上で娘の成長を見守りたかったし、悲しくなる日もあるけど、確かに一緒にいて、これからもそうやって娘と共に生きていけばいい。
私には、最高で最強で最愛の味方がお空にいる。
また来年、7月13日に手紙を書きます。
あなたは、ひとりではないよ。
2022年7月13日の私より
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