ともに歩いてくれる人
October.2020
前回の「頼れるマイチーム」で書いたとおり、「誰かに背中を押してほしい」、そんな感覚がこの頃ありました。そして、こっそりチームメンバーになってくれたら、うれしいなと思える人がいました。
助産師であり、天使ママでもある「ちえみさん」です。
死産後、誰かの経験を知ることで救われていたこともあり、毎日ネット検索していて、たまたまちえみさんのブログに出会いました。悲しみの中、もがきながらも「実践てみたいこと」や「大切にしたいこと」と、ちえみさんが発信されていた内容が答え合わせのように、リンクする部分があり、一度お話してみたいなと思っていました。
そこで、ちえみさんの個別セッションを受ける決意をしました。
流産経験のある助産師さんのグリーフケア。「専門家×経験者」ということでこんなに心強い人は、探してもそうそう他にはいないと思いつつも、なんだか勇気が出なくて迷ってました。
当時、ちえみさんは、病院勤務をしながら、ブログでの発信と毎月3名限定で流死産や新生児死を経験した女性向けの個別オンラインセッションを実施されていました。実は、9月頃に迷いながらもセッションの申し込みを試みたことがあるのですが、そのときは募集開始してまもなく満員となってしまい、申し込みできなかった経験がありました。
ちえみさんがこの活動をいつまでしてくださるかわからないし、何事も有限だと気づいた私は、10月は絶対に受けよう!とセッション受付開始すぐに申し込みをしました。緊張しつつも、ちえみさんとメールを何通かやりとりして、セッション日を決めました。
セッションの当日。
「きちんと話せるかな…」そんな不安を抱きつつ、指定されたzoomのURLをクリック。ブログで毎日みていたちえみさんがいらっしゃり、自己紹介をお互いしました。その後、ちえみさんから質問がありました。
「セッション後にどんな気持ちになっていたら最高ですか?」
私は「前向きな気持ち。もう一歩踏み出す勇気がもらいたいです。」と答えました。
そして、死産のこと、娘への想い、娘からのギフトのこと、次の妊娠のこと…涙とともにたくさん話しました。
ちえみさんのブログでもよく書かれている、「話すこと=放すこと」。セッション中に自分で話しながら、頭の中が整理されていく感覚がありました。
ちえみさんと話すことで気づいたこと。
「もしや私、もう一歩踏み出してる!?」
それに気づいたら、なんだかとても自信が湧いきました。その時の「背中を押してもらえた」感覚をいまも憶えてます。
セッションの終盤、「ちえみさん、チームに入ってくれませんか?」とオファーしてました。元々こっそりチームメンバーにお迎えしようと思っていただけで、言うつもりがなかったのですが、自然と口から出た言葉に自分でもびっくりしました。
快諾してくれた、ちえみさん。当時ブログでも書いてくださりました。
セッションの後も、度々、ちえみさん主催の天使ママ会などに参加して、いまも繋がらせてもらってます。
そして、余談ですが…
その日の夜に、ちえみさんのセッションを受けたことを、夫に事後報告しました。ちえみさんが、私と一周りも年下ということを知って、夫が言った言葉。
「年下からアドバイス受けるの?」
年功序列という環境で育った私たち。たしかに以前の私なら、夫と同じことを思い、もしかしたらセッションを受けなかったかもしれません。でも、いまは時代も変わって令和だし、私の上司もすでに年下だし、夫にも年上の部下がいるし、そんな価値観はもう古いんじゃない?という話を夫にしました。そして、産後に悲しみの中で出会った本に書いてあったことも思い出し、伝えました。
大切なのは何を知っているかではなく
何を経験したのか
「年下だから」「年上だから」ということではなく、いのちの経験した者同士ということが、私にはとても重要でした。
そして、ちえみさんは病院勤務を離れ、天使ママのライフメンターとして新しい生活をスタートさせてようとしていたことと、私自身が死産後、新しい生活(自分)をスタートさせようとしていたことが重なり、アドバイスを受ける・教えてもらうというよりは、ともに響きあえる・成長できる、そんな関係が想像できたことが、私のチームにはとても大切なことでした。
もちろん、シンプルにちえみさんが好きで、いちファンなのもあります!
これもお空の天使たちが繋げてくれたご縁。お空の娘がいなかったら出会わなかっただろうなと思うと、本当に不思議です。
お空の天使たち、ギフトをありがとう♡
お読みいただき、ありがとうございます。
lily
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