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初めての年パス


生まれて初めて年パスとやらを買った。
水族館の年パスだ。

今年の目標の一つを達成。やったぜ。

昨年恋人と水族館に行ったら、私が突然饒舌になって
そこで初めて「私って水族館が好きなんだ…」と自覚した。

例えば、その時話したことはこんなこと。

・この水槽にはタツノオトシゴがいてね…隠れてるからどこにいるか探そう

・この水槽にはハゼがたくさんいたのに、数が少なくなってね…

・コブダイのコブはオスしかなくてね…これがメスだね…

・ミズクラゲの傘は四つ葉のクローバーが基本なんだけどね、たまに5つとか6つの模様のやつがいてね…水槽にいるか探してみよう

・イルカの鼻はここにあってね…

など、水族館ビギナーの彼からしたら本当に本当にうざかったと思う。
この場を借りて、謝ります。ごめん。笑

のちに彼が、「いろいろ教えてもらって楽しかった!」と言ってくれたからちょっと救われた。ありがとう。


私は「この魚は何科かな…?」と予想しながら観賞するので、
もっと水族館を楽しむためにも
図鑑を買ってちゃんと知識身につけたいなと思い
去年のクリスマスに自分へ魚の図鑑を買った。



クリスマスイブに「仙台うみの杜水族館」へ行ったことも、私の中で大きい出来事だった。

実際に見たことのない海の生き物がたくさんいて、
まだまだ私が知らない・見たことのない生き物がたくさんいるんだと思った。
そう思ったら、ワクワクした。


だから、今年はたくさん水族館に行きたいと思っていて
とりあえず年パスを買った。
しかも3,500円で一年間入館し放題とのこと。
お得すぎる。


今日は年パスを買うついでに、ひとりで水族館を楽しんだ。
同じ水族館でも、毎回新しい発見や記憶にない生き物がいるから本当に面白い。
ひとつひとつの水槽を、お魚紹介のパネルと見比べながらじっくり見てしまう。
時にはちびっこに水槽の前を譲りながら。
(好奇心旺盛で未来ある子供達には、できるだけ自由に観賞してほしいのだ)

今まで気にしたことなかったけど、一人で来ている大人も結構いたから
浮かなくてちょっと安心した。

今日水族館に行って感じたこと、覚えておきたいこと

・ハギの魚とは思えないなめらかさが不思議、すごい、触ってみたい

・美しいブローチみたいな目をしている魚がいる

・真鱈って顎にひげ生えてるの

・吹雪の中、夕日に照らされるイルカの肌

・アザラシみたいにすいーっと気持ちよく泳ぎたい、丸ければ丸いほど可愛い感じも良い

・ペンギンが水に入った時、肌から空気がきらきら出るのが好き

いつも誰かと一緒に行くので、一瞬の感動を書き留められなくて忘れてしまっていたけど、
一人で行ったことで感動をスマホに書き留めることができたので、それもよかった。

あとひとりで来たからか、イルカショー見て泣きそうになった。
まずイルカちゃんが美しくて健気で尊いし、
人間が出すサインを見て忠実にパフォーマンスしていて…私なんて役立たずだというのに…とも思った。
(大丈夫か。相当疲れている。暗すぎ。)

そんな気持ちになって、思い出した短歌が一首。

イルカだって息を合わせて飛んでいる
       なのに人間のあたしときたら

菊竹胡乃美

最近は、頭の中で音楽が思い浮かぶ変わりに、短歌が浮かぶようになった。
どっちも歌なのでまあ同じか。




海辺にある水族館なので、海を眺めて帰ろうと思っていたけれど
寒すぎてそのまま帰った。


ここから一年間、予定のない日は水族館に行って
ぼーっとする時間を作ろう。




(おまけ)
写真フォルダにあった写真📷

こんなに小さいサケなのに
大きくなったら食べてしまっているのか…とメソメソ
完全なる★を見つけて嬉しくなった

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