【撮影解説】神宮球場×松本直樹

同じ球場、同じシチュエーション、でも、違うユニフォーム。
東京六大学野球を巣立ち、プロ野球選手になって神宮に帰ってきた。
神宮のホームベースで頑張る選手を撮ったときのお話です。

今回の２枚

【POINT】
・１枚目の写真に２枚目を寄せる。

【球場】明治神宮野球場
【試合】2015.09.12 東京六大学リーグ戦
【選手】松本直樹捕手（丸亀高ー立教大ー西濃運輸ー東京ヤクルト）

【カメラ】Nikon D7100
【レンズ】AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
【設定】300mm ISO400 f/4 1/1000s

【球場】明治神宮野球場
【試合】2019.03.16 NPBオープン戦

【カメラ】Nikon D500
【レンズ】AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
【設定】300mm ISO640 f/5.6 1/1600s

撮影想定

この日は松本捕手が、東京ヤクルトスワローズに入団して、
２年目にして初めて神宮でマスクを被った試合でした。
※前年の１軍出場は全部ビジター、２軍の神宮開催では代打の打席のみ。

そこで、強肩が売りの松本選手の「セカンドスロー」を、
イニング間の投球練習の最後に撮ろうと決めました。
そう、大学時代に神宮でプレーしていた時のことを思い返しながら。

１枚目の写真に重ねるには、同じ撮影位置から同じ画角で撮ることが重要。
２枚の写真を見比べてみると、多分全く同じか、ずれて１席分の違いです。
※2017年開幕前にベンチが拡張された分、若干背景に変化があります。

並べてみると、同じ選手なので当たり前なのですが、
スローイングのフォームが揃ってます。

球場環境

撮影には慣れた神宮球場。
ただ今回はNPBの1軍、慣れてません笑

まずスワローズは神宮でのデーゲームがほとんどありません。
更に公式戦はシーズンシートだったりするので、
１枚目と同じような座席でデーゲームを見るとしたら、
３月に数試合組まれているオープン戦（全席自由席）の日！
というわけで、朝から並びます。

１塁側カメラマン席横の最前列に座れました。
下の写真は終盤、点灯したときの１枚。この都会感が神宮。
左奥に写っているビルが、以前の記事で日陰を作ると書いたビル。

土曜日のジャイアンツ戦だったのですが、パラっと天気雨が降ったあとだったからか、めっちゃ空いてますね。

機材設定

特段注意することはなかったです。いつも通り。
同じレンズ、同じタイミングでシャッター切るだけです。
４年前の景色を思いながらシャッター切りました。

終わりに

西濃運輸在籍時、１試合だけJABA東京スポニチ大会で神宮で試合してるんですよね。
思い返せば、あの時に撮っていればな、って。
当時、仕事の都合で東海地区に住んでいたので、なかなか神宮に行けなかったのは残念。
その代わり、スワローズのスカウトが、西濃運輸本社（岐阜県大垣市）にあるグラウンドまで見に来ているのは何度かお見掛けしました。

でもこうして同じフィールドで成長を見比べることができ、応援してきて良かったなぁと。

そしてこの試合、放送席にはニッポン放送の大泉健斗アナウンサーの姿が。

彼と松本捕手、オリックス・大城選手、そして前回の記事の齋藤投手は立教大学野球部同期。
いつかショウアップナイターで実況を聴けることをこっそり楽しみにしてます！

今回は前回から同級生繋がりで写真を選んでみました。
次回は同級生コンビを１枚に収めた写真を紹介しようと思います！