女子校教育の賜物とは何か◇その1◇
中学・高校の6年間を、カトリックの女子校でぬくぬくと過ごしました。
「女子校なんて嫌だ!」と毛嫌いする人も多くいますが、少なくとも私にとっては、この6年間はとても有意義な時間だったし、いい教育を受けたなと今でも心底感謝しています。
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せっかくなので、そもそも中学受験をしたきっかけから書いていこうと思うのですが、
“地元の公立中学校には絶対に行きたくない”
これに尽きます。
小学校は地元の公立の小学校に通っていましたが、そこで小耳に挟む、中学校のイジメの噂に、小学生の私はすっかり恐れ戦いていました。
また、当時の中学生が、学校帰りに小学校に忍び込み、体育館の窓を割るという事件を起こしたり、中庭近くのトイレを詰まらせるいたずら(というより事件?)を起こしたり…なかなかの荒れ具合でした。
そういうわけで、これは何としてでも公立中学校への進学を回避しなければならないと、小学3年生頃から思い始めていたのです。
ところが私の親は、幸か不幸か、あまり教育熱心な方ではなく、私は親に「勉強しなさい」と言われた記憶すらありません。(※)
試しに中学受験の話をしても、最初は「私立なんてお金がかかるだけだ」とあっさり却下されました。
※今思えば、そのおかげで私は自ら進んで勉強したのだと思います。私の性格上、「勉強しなさい」と言われていたら、勉強していなかったでしょう。笑
しかしながら、私は子供ながらに知っていました。私が駄々をこね続ければ、そのうち親は折れるということを!!笑
結局、私の目論見どおり、最終的に親は私が中学受験することを許してくれました。
そして私は、晴れて公立中学校への進学を回避することになるのです。
これまでに書いたように、私の中学受験の目的は、とにかく公立中学校を避けることだったので、
それが達成できるのであれば、正直どこの学校でもよく、実際に受験する学校は、親が選んだものでした。
そしてそれが後に私の母校となる、某女学院でした。
受験する前に一応、
・電車とバスで片道1時間弱かけて通うことになるが、耐えられるか(車だと20~30分程度だが、特別な事情がない限り、送り迎えはしない)
・女の子しかいない、キリスト教の学校だが大丈夫か(シスターの前ではお行儀よくしておくこと!)
の2点を親から確認されましたが、
電車通学!キリスト教の女子校!これはきっとお嬢様生活に違いない!!!
と思い込み、二つ返事で首をブンブン縦に振りました。(結局この思い込みは、当たらずといえども遠からずだったと思います、今思えば。)
そして後は、ひたすら勉強するのみ。
試験問題を解くのみ。
合格通知を受け取るのみ!!!
ちなみに塾には行ってません。一応親には、塾に行くかと尋ねられましたが、「行かない」と答えました。
だって塾の存在意義が正直分からないもの。(この辺については、色々と思うところがあるので、また別の機会に書いてみたいと思います。)
そして、それでもちゃんと受け取りましたよ、合格通知!!!
…というわけで、20XX年の春、私は晴れて、某女学院の生徒となるのでした。
◇つづく◇
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