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イギリス旅行Day1/目に映る物全ての尊さを大切に

2.13
羽田からのフライト。
慣れない手続きを終え、何とか乗り込む。
13時間映画見放題という事に気付き、
このプレミア感に心が躍る。

結果的に4本も見ることができた。

ちなみに飛行機の席って近くても、
それぞれの画面が見えないから
集中できて好き。

基本的には、今回のメンバーは皆干渉するタイプでは無いから、飛行機内の居心地が良かった。

妙に食欲が湧かないなと感じたり、
機内の照明が暗くなり寝る時間よと言われた様な気分になり子供に戻ったような感覚に陥ったり、
皆がアイマスクをして寝ている時に自分だけ映画を見て優越感に浸ったり、
暗がりに紛れて周りの人を観察したりして、
私なりの空の旅を楽しんだ。

15時過ぎに、ヒスロー空港に到着。
ホテルの最寄駅についた時には、
丁度雨上がりのタ暮れ時で、
私たちに歓迎のサプライズをしてくれているみたいな気がして、疲れも一気に吹き飛ぶ。

淡いイエローとピンク、バイオレットを
パレットで混ぜ合わせたみたいな空だ。

少し冷えた空気と、
フードを被り足早に歩く人、
イヤホンをしながら誰かと電話する人、
映画で見た真っ赤なテレフォンボックス、
水たまりに反射して映るロンドンの街並み。

イギリスの世界が初めて映った
「あの光景」
が目に焼きついている。

こうやって忘れられない思い出が
これからも積み重なっていくのだろう。


本場の英語で苦戦しながらも、
なんとかチェックイン。

電車にのって夕飯を。

入ったレストランでは、
私たちとそう歳も変わらないブロンドヘアの男性がオーダーをとってくれた。

この後分ったことだが、
イギリスでレストランに入ると、
ほぼ必ず「どう?enjoyしてる?味はどう?」と聞いてきてくれる。
なんてフレンドリーなんだろう。

(話を戻し)
最後、追加の注文を聞いてきてくれたが、
私がfinish!というとnice!ok!と返してくれた。

この時には正直そんなに喋れなくても
こちらが喋ろうとすれば誠意で返してくれるし
このテンションで行けばいいんだと
感覚を掴むことが出来た。

不安要素より楽しみやワクワクが勝ったのだ。

初日にこの謎の自信がついた事は、今回の旅の最初の収穫だったかもしれない。

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