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zephyrの詩

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2022年8月の記事一覧

うたたねして私、

うたたねして私、

うたたねして私、

目が覚めたら夢の中

ゆらゆらと時折

差し込む光が一筋

白は時間を掛けて

白銀へと変わって

ゆっくりと弧を描く様に

夜の手前、夕暮れの先の色の下で

泡となって、

それから消えました

そのまま体を預けて

浮かんでいれたらいいのに、

と願ってしまう程に。

溶けた蝋が

溶けた蝋が

溶けた蝋がゆっくりと流れていくのが好き
ぼんやりと照らされた追憶の光は
睫毛の影をなぞっている、安堵と空虚
相反する心の鼓動を知っているように
ゆらゆらと灯った

天使の気まぐれな声音が

天使の気まぐれな声音が

天使の気まぐれな声音がくすぐったい
ながれる雲と風がどこまでも柔いなんてね、
ひかり、
ひかりがすぐ側にまできたのは秘密にしていて
色を忘れないで、香りを覚えていて、
かさねて、どうかそのままで