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zephyrの詩

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2022年2月の記事一覧

白昼夢の女神よ、

白昼夢の女神よ、

朧げなまま遠くで聴こえました

音は粒となって

くっきりと影を孕んだ弧は

記憶を辿るようにして消えると

この世のものであって

この世のものではない

幻想であって幻想ではない

それなら私は片目を瞑ろうと誓いました

こころ

心が鼓動します

雲が風がどこかへ

空が開けたのです

空には底があると信じたむかしはいつ?

歓びおよび哀しみが

私に囁くのです

息をするのも忘れて

私は

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