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魔女狩り

それは突然だった

物語にも書いた様に魔女狩りにあっていた記憶は突然思い出しました。

休みの日にテレビをつけたまま他の事をやっていて中世ヨーロッパのお話が耳に飛び込んできたので画面に注目しました。

なぜ注目したのかは分かりません。

画面には宮殿の天井や彫刻が映し出されていました。

美しい彫刻から場面は地下の石畳の牢獄に変わりナレーションは魔女狩りの話になりました。

私は懐かしさと怖さと石畳の冷たさを思い出して涙が溢れました。

泣くってよりも、ただただ涙が溢れて頬をつたってポロポロと顎から着ていた洋服へ流れ落ちていきました。

そんな涙は初めての経験で不思議でした。

それから画面に映る牢獄や処刑の様子の絵から目を逸らすことが出来ませんでした。

『私ココで殺されたんだ』

その映像が視えた時は胸が痛いを超えて心臓が止まるかと思うほどでした。

後日、大きな本屋さんで魔女狩りの本を入手したのに心が痛すぎて読めませんでした。

あの時代の前世の記憶を思い出すと気持ち悪くなる。

それほどにダメージがある記憶なんです。

現世で会えてるメンバーも魔女狩りの件は辛い記憶の人が大半だと思います。

考えてみてください。

違うと否定していても殴られ蹴られ水責めにあわされて…

魔女狩りが始まるまでは幸せだっただろう記憶すら消えています。

現世に来るまで何回生まれ変わったのかは分かりませんが何百年もの時を超えても不思議なチカラを持って生まれてくる。

何かの意味があるのかもしれません。

それぞれがそれぞれの宿題を持って現世にいるのだろうと思います。

それは又違う機会に…

まだお会いしてない魔女狩りの記憶の持ち主へ。

自分1人ではないことが伝わります様に…

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