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私がトビタテ生になるまで 前編

4月、新年度になりましたね。
この春から高校生、大学生になった人もいることだと思います。

私は、大学生になったら絶対留学に行くんだ!と強い意気込みを持って大学に入学したことを覚えています。

今回は、そんな私の留学するという夢を叶えてくれた「トビタテ留学JAPAN」について書きたいと思います。
今応募しようか迷っている、応募したいけどどうしたらいいかわからない、自由記述書の書き方に行き詰まってるというトビタテ候補生の方にもぜひ見ていただければと思います。
(自由記述書はインスタに連絡いただけたら無料公開します)

まずは私の略歴から↓

福岡の私立大学法学部国際関係法学科卒
大学2年の冬(2018年10月)トビタテ留学JAPAN新興国コースに応募
→大学3年の夏(2019年8月)出発
インドでI T留学(Python)3ヶ月+人材紹介会社でインターンシップ4ヶ月を経て
2020年3月、コロナのロックダウンが始まると同時に帰国。
大学を半年休学していたため、2021年の9月に卒業し2021年10月からは
福岡のNPO法人のスタッフとして働く。

私の略歴

トビタテを知った経緯

大学2年生の夏のこと、私は留学したいという思いを抱えつつ悶々とした日々を過ごしていました。なぜ悶々としていたかというと、あんなに留学に行きたいと思っていたのに「どこに」留学したいのか、「なんのために」留学したいのかわからなくなってしまったからです。

元々は、大学の留学制度を利用して交換留学をする事も考えていましたが、大学の協定校の中では特に「ここに行きたい!」と思う大学が見つかりませんでした。
また、留学を通して英語力の向上以外で何が学びたいのか、何をなし遂げたいのかが明確ではなかったため、なかなか交換留学に対するモチベーションが上がらず、留学を諦めていた時期もありました。

「英語のスキルなら日本でも上げられる」そう考え、日本でも自分なりに英語の勉強をする日々が続きましたが、それもまたモチベーションが上がらず、英語力も伸び悩んでしまいました。

そこである時、「何のために英語を学んでいるのか」を振り返ってみた時に、将来海外で働きたいという目標があった事を思い出しました。また、英語を実践的に使う環境に身を置き、ビジネスの場での今の自分の英語力を試してみたいという思いもありました。

この目的を実限させる為に、とにかく何か行動をしなければと思っていた矢先、大学の友人からトビタテ留学JAPANという制度がある事、そして同じ大学にトビタテ生の先輩がいることを聞きました。

トビタテ留学JAPANの制度は、自分の行きたい国に行きたい期間だけ行けて、自由に留学内容を決められます。

当時、自分が留学する意味や留学して何をしたいのかが明確になっていなかった私にとって「これは良い機会だ!」と思いトビタテ留学JAPANについて調べてみることにしました。

トビタテ生の素質って?

まずは、トビタテの選考に通過するためにあらゆる情報を検索しまくりました。
そこでよく目にしたのは、「熱意」「独自性」「好奇心」の3つの言葉。

なるほど。トビタテ生の素質というのはこの3つに集約されていそうだ。
しかし、自分なんかがトビタテに応募しても大丈夫だろうか?他にもっと留学すべきすごい人がいるんじゃないか?と応募する前から色々悩んだこともありました。
そこで、友人のつてでちょうど留学から帰ってきた同じ大学のトビタテ生に話を聞くことにしました。

その先輩から言われたのは、
「応募にお金がかかるわけでもないし、応募して損することないのにどうして悩むの?むしろトビタテは応募してみるだけでも自分と向き合う機会をもらえるし価値があると思うよ。」という言葉。

実際にトビタテに参加した先輩の後押しもあり、まずは挑戦してみようと応募することにしました。

ちなみにですが、15期からリニューアルしたトビタテ生の素質は以下のような人材だそうです。
大学生コースの枠が減り、高校生コースの枠が増えたこともあり今後のトビタテがどう変わっていくのか気になるところです。

トビタテ留学JAPANホームページより

1次審査通過に向けてしたこと

留学計画を練る

まずは留学計画を練ります。
元々行きたい国が決まっていればそれをベースにすることも可能ですし、自分の留学計画において必要であれば複数の国を選んでも良いことになっています。
ただ、留学計画の中に必ず必要となるのが学生が自ら定めた明確な目的と意欲的な目標に基づき立案した諸外国等での実践活動です。

実践活動とは:座学や知識の蓄積型ではなく「実社会との接点」から多様な学びを得ることができる学修活動(インターンシップ、フィールドワーク、ボランティア、プロジェクトベースドラーニング、実験、実習に限らず、上記の趣旨に沿う多様な学修活動)のことをいいます。
※実践活動とその他の学修の割合は学生等が自由に立案することができ、実践活動のみの留学計画も 支援の対象となります。

官民協働海外留学支援制度【大学生等対象】2023 年度(第 15 期)派遣留学生募集要項より

私の場合は、インドに行きたかったので(過去のnote参照)前半はインドのIT都市であるバンガロールに留学し後半はインドのビジネス都市グルガオンでインターンをする計画を立てました。

留学計画書を作成する

留学計画書は以下のような内容を指定のフォームからオンラインで入力します。

・留学計画の目的、概要
・応募コース選択の理由
・留学先国・地域、受入れ機関、留学期間
・留学計画に含まれる実践活動の内容
・実現性
・アンバサダー活動及びエヴァンジェリスト活動の内容 等

官民協働海外留学支援制度【大学生等対象】2023 年度(第 15 期)派遣留学生募集要項より


記録が消えてしまわないように事前準備シートを活用して記載することをお勧めします。

自由記述書を作成する

自由記述書はA42枚で自身の考え、想いやアピールポイント等を文章以外にも図、画像等を用いて、自由に表現するというなんとも難しい書類です。
私は自分の経験が伝わるような以下のような内容を記載した自由記述書を作成しました。(自由記述書はインスタに連絡いただけたら無料公開します)

・留学によってどんな自分になりたいか
・困難を克服した経験
・留学を通じて得た成果を社会へどのように還元するか
・その他自己アピールポイント 等

留学計画の実現可能性を証明する

受入れ機関の受入許可書等、留学計画の実現可能性を証明できる文書等の写しを用意する必要があります。

トビタテ留学はいい意味でも悪い意味でも「自由」な留学計画を練ることができますが、「自分の自由に留学計画を立てられる」からと言って「その留学計画通りに留学できる」かどうかは別です。

あくまでも、トビタテ留学JAPANの留学は「実現可能であること」とが重要になるため留学計画を練る時点からある程度留学エージェントや学校との擦り合わせが必要になります。
私は留学計画書を書く前からITのスクールとインターン先を探し受け入れ証明書を発行してもらいました。

「自分のやりたい」が先行しすぎるばかりに周りが見えなくならないよう気をつけながら、「実現可能な留学である」ことを訴えてほしいと思います。

いろんな人に添削してもらう

これが1番大切だと思います。必ず信頼できる人3人以上には見せた方が良いです。
できればトビタテ経験者に見てもらうのが1番良いと思います。
私は昔の知り合いにトビタテ経験者がいたので書類を見てもらいました。

その方に言われたことは自分には足りていない視点でしたし、ここでは書きませんが本当にトビタテ生として求められている人材はこれに尽きるような気もしました。
(知りたい方はインスタに連絡ください。)

いろんな人に書類を見てもらいましたがやはり実際にトビタテの書類選考、面接選考を通過した人にしかわからないところあるよなあ。と思ったので本当に受かりたい!と思う方はトビタテ生を探して連絡とってみてください。

1次選考まででまあまあなボリュームになってしまったため、
2次審査通過に向けてしたことは、また改めて書こうと思います。

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