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どん底こそが私の聖地になる


自分が唯一無二の存在だと気づくのに
何年かかったのだろうか...

 


ずっと自分探しの人生の旅をしてきました。
なりたい自分になろうとしたり、
理想の自分を演じたり、
自己啓発に夢中になっていた時期もありました。

そして、一番近くにいる自分その者である
この存在をずっと忘れてしまいました。
私はここにいたんだね。
ずっと他にばかり意識がいき、
盲目となっていました。

掴みどころもない得体もしれない幻を
まるで有るかのように追い求めては、
そこに硬い城壁を高く積み上げていきました。

私はその城壁の主人として、
完璧を求めて、
本物になろうと必死に生きてきました。

なんて愚かで苦しい生き方だったのだろうか..


ここにある存在その者こそが本物だということに気づかず、
本物になろうなんて、愚か者でしかありません。

もう既に本物であり、完璧なんだから。

それを認めずして、
どこにも行き着く所はないのに。

こんな盲目な精神状態が創った幻こそが
闇の正体だったと気づきました。

弱さを隠し虚勢を張り、
都合の良いように全てをコントロールしようとしていました。

向上することは素晴らしいことで、
良くしようと努力することは
正しい選択だと疑いもしませんでした。
進化進歩は努力によって成り立つと思い込んでいました。

そうした概念は社会人となり大人になるにつれて、どんどん強くなっていきます。

城壁が高くなればなるほど、
自分の存在は消えて見えなくなっていく。
これがベールの正体。


昨日、野口嘉則さんの心眼力についていたCDを初めて聴きました。
10年前に購入した本で、
最近気になり本棚から取り出してみました。
きっとまだ読んでなかったようで、
CD付きということを初めて知り、
驚きました!

私は結構気になる本を買ってから直ぐに読まないことがよくあります。
落ち着いてゆっくり読みたい本は
後回しにして、大事に取って置きます。
すると、忘れて読まないまま本棚に眠っている本がいくつかあります。
何年かして、
本のタイトルが頭に浮かび探します。

それが今回は心眼力だったのです。


今のこのタイミングでこのCDが聴けたことは、本当に神様からのプレゼントだと思いました。


野口さんの優しい語り口とヒーリング音楽で、瞑想するように自分との対話をしていきます。

不思議な位に涙が溢れ出し、
心が解放されていきました。

感謝のワークでは、
これまでに出会った人達の顔が次々と浮かび、こんなにも沢山の人のお陰で、
ここまで生きてこれたことに、
感謝の思いがこみ上げてきました。

こんな素晴らしい体験は久しぶりです。

心眼力の内容も一つ一つ噛み締めながら、
読んでおります。

ふと、野口さんの事が知りたくなり、
ネットで調べてみました。


すると、一番にYouTubeの講演会の模様がヒットしました。

その内容が
「自分という大地に根を張る生き方」

まさにこれこそが
私が求めていた生き方でした✨


 

昨年の春分の日に四肢麻痺となり、
身体が硬直して動かなくなりました。


自分の身体のコントロールも出来ない
感覚が分からない
とうしたらいいのか分からない

そんなもどかしさが、ずっと続いていました。

今でも寝起きは身体が硬直して
苦戦する日々は続いています。

一昨日は久々にかなり大変で、
なかなか身体が伸ばせず苦戦しました。
その内、力尽きて、諦めました。
しばらくしたら、
落ち着きを取り戻したこともあり、
身体が緩み足腰が伸ばせるようになり、
なんとか自力で起き上がれました。

しかし、喉、胸、脇腹に圧迫感が残り、
呼吸も浅く、動悸もあり、
その日1日不快感が続きました。


その日の日記に、
私は毎日寝起きの苦しみから何を学んいるのだろう?

毎回失敗と挫折を繰り返しては、
祈り願う日々。
私は足踏み状態の自分にジレンマを感じて、久々に落ち込んでいました。


折角良くなりかけてたのに、
また悪くなって、
身体に「余計なことしてごめんね」
と謝り続けました。

 

そんな時だったからこそ、
野口嘉則さんのCDの効果は絶大でした。

また、私が何気に日記の中で質問したことの応えとして、
「自分という大地に根を張る生き方」の内容の中に盛り込まれていたのです。

リハビリ生活の中、
自分との対話の時間が増え、
ゆっくり自然の中で寛げ、
大自然の恩恵を肌で感じることが出来ました。

それでも私は、
まだ大事なことに気づいていなかったのです。

ありのままの自分の存在を認めること
どんな感情も受け入れること

頭では理解していましたが、
実際は自分という存在その者を
認めてはいませんでした。

野口さんの講演の内容に出てきた、
"自己受容"こそが、
ずっと私が探していた応えでした。

自己受容に焦点をあて、
自分の感情をありのまま感じて、
受け入れることを繰り返しおこないました。

しばらくすると、高い城壁が崩れていき、
私の意識は底の方へとザァーと落ちていきました。

薄暗い底辺一面には
城壁の跡地だけが残っていました。

ここが私のどん底なんだ...

悲しみ、惨めさなどの全ての感情を
味わいつくすことが私には必要だったのです。

どん底は怖いところではなくて、
自分の聖地のようで、
安心できる場所でした。

地に足がついた生き方とは、
どん底を知ることから始まるのですね。

ここから根を張って生きていけばいい。

これからの人生は、
しっかり根を張り、
一歩一歩踏みしめて、生きていきたい!

ようやく一点の光が見えてきました😊✨

人生の一幕が終わり、
新たなる人生がこれから始まります。


今日も素晴らしい日を有難うございます🍀










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