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ときめきの源泉

時代を超えるモノに惹かれる。値段や有名かどうかは関係がなくて。

先日久しぶりに腕時計を買った。

大好きな柚木沙弥郎さんの写真集をみていたら、柚木さんがしている腕時計がかわいくて、多分あのデザイナーのものだろうと決め込んだ。そのデザイナーの想いを引き継いだ腕時計のシリーズのなかで、ときめいたものを手に入れた。いま私は、嬉しくてしかたがない。

その腕時計には、1968年にデザインされた八角クロックをモチーフにしているという物語があった。まったく色褪せない。

時計が届いて、小さな箱を開けた。時計をデザインすることへのデザイナーの想いが言葉になって、そこにあった。この言葉もまた時代を超える。

ベルトの長さがまったく合わないから、今はユラユラしてしまう。

早く調整しに行きたい。窓につく雨粒を見ながら、ハーブティーを飲んでいる。

今日は、雨ふり。

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