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映画

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映画日記 洋画中心で書きます。
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#洋画鑑賞

#19『最高に素晴らしいこと』前に進みたくなったら

あなたの最高に素晴らしかったことは何ですか? この映画の舞台は、インディアナ州の高校。主人公バイオレット(エル・ファニング)は交通事故で姉を亡くし、3か月経っても周りに心を開かない高校生。自殺しようと橋の端に立っていたところをセオドア・フィンチ(ジャスティス・スミス)が助け、そこから物語が始まります。 今回も旅系のお話。バンに乗って、色々なところに連れて行ってくれます。↓(前回の記事もバンを乗り回して、色々なところに行く話。) この映画が教えてくれたのは、 どんな場所

#17『ベストセラー 編集者パーキンスに捧ぐ』ベストセラーの裏側とは?

今回は、編集者マックス・パーキンスの話。 『華麗なるギャツビー』を書いたF.スコット・フィッツジェラルドや、ヘミングウェイ、トーマス・ウルフの作品を編集した彼の生涯について描いています。 特にこの映画では、トーマス・ウルフとマックス・パーキンスの友情について描いています。 トーマスウルフの書いた自伝的小説を編集するのは、骨の折れる仕事。マックスは、彼の才能を見出し、仕事を引き受けます。何千枚にも及ぶ原稿を推敲し、赤鉛筆でチェックを入れていきます。 マックスの仕事は、小

#7 『ウォールフラワー』自分と向き合う青春映画

私が初めて観たとき、中学2年生だった。友人と映画館で観たけど、正直言って、私にとってみるのが早かったらしい。映画が終わった後、話が分からなかった。主人公の葛藤や、考えていたことが何も共感できなかった。未熟だったなあ自分。 大学生になり、もう一回見た。痛いほど、主人公の気持ちがわかる。それは実際に体験したからではないかと思う。高校・大学に入り、色々な人々と出会ったおかげで、考えられるようになったのかもしれない。 特にローガン・ラーマン演じるチャーリーのカセットテープの選曲が

#5 『マダム・イン・ニューヨーク』新しく一歩を踏み出したくなる映画

英語が初心者で、海外に出たいけどまだまだ。第1外国語に一歩踏み出したい人にとって、勇気をくれる映画です。(私もその一人でした!) この映画を観たのは、高校2年生のとき。文法は習っていたけれど、すらすらしゃべれない。そんなときに、先生が授業で流してくれました。 主人公は、インドで暮らすインド人主婦。ある時、突然ニューヨークに飛び立つことになります。英語が分からない彼女は、ニューヨークに着いた後、英語が話せる親戚のところに長期間滞在します。 そこで彼女は、家族の誰にも知られ

#4『コンテイジョン』コロナの状況と激似!?今だからこそ響く映画

今回、鑑賞したのは『コンテイジョン』。映画好きの間では、話題になっている映画です。というのも、2011年に公開されたフィクション映画ですが、忠実に架空のウィルス感染がパンデミックになる様子を描いています。 私は、4月にやっと観る気になり、鑑賞しました。 感想は、ずばり、ぞっとした。 感染症の名前や、感染者数、人物などもちろん架空です。しかし、人間の真理や行動、メディアの怖さは度肝を抜かれるほど一致していてこわいです。 ホラー映画とは違うこわさです。私は、あまり自分の見

#3 『ジョジョ・ラビット』

オープニングでは、ヒトラーの熱狂ぶりがうかがえる実際のシーンが次々とスクリーンに映し出される。BGMはなんとビートルズの”I want to hold your hand”に加えて英語ではなく、ドイツ語バージョン。最初聞いたことのあるメロディーだと思ったが、歌詞が知っているものと違う!私はドイツ語を習っていたので(こういうときにだけ使える)、もしやドイツ語なのではないかと思って、パンフレットを購入したところ、ドイツ語だったと分かり、ビンゴ!と思った。 そしてエンディングもは

#2 『フォード VS フェラーリ』

今年2回目の映画は、マット・デイモン主演のフォードVSフェラーリでした。 マット・デイモンはグッドウィルハンティングで観て、そこから好きになった俳優。いやあ、イケメンなおじさんになったなあ。 この映画の見所は、なんといってもエンジン音!レースのシーンはフェラーリとフォードのエンジン音がそれぞれ高めの音と低めの音で聞き分けられると思います。 ビジネスの利益を追って生きる人と情熱で生きる人、正解はないけれど、情熱で生きていたら振り返ったときに、充実していたりするのかなあと。