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エモいってなんだよ

最近若い子の間で流行っている「エモい」って言う言葉

最初に聞いた時、え!?エモブームの再来か!?って思ったのに全然違った。興奮を返してくれ。

エモパンクって、みなさんご存知でしょうか?

2000年代初めにアメリカを中心にめちゃくちゃ流行った音楽ジャンルで、かく言う私もどハマりして、FacebookもTwitterもなかった当時、My spaceというSNSでライブの情報をゲットしてはライブハウスに通っていました。もともと80年代からあったジャンルだけど、ここまで有名にしたのはジミーイートワールドとフォルアウトボーイの功績が大きいと個人的に思っています。

グランジと違い曲調はポップパンク、目の周りを真っ黒なアイシャドウで囲い、黒に染めた長い前髪で半分顔を隠し、顔ピアス、カラフルなパーカー、ぱつぱつのスキニージーンズ、コンバースのチャックスニーカーが制服。そして忘れてはいけないのがキティちゃん。今の地雷系=マイメロちゃんくらい、エモを貫くならキティちゃんはマストアイテムでした。(なんでかは知らん。同じ頃に我らがGwen Stefani様のHarajuku Girlsの大ヒットがあり、原宿のカラフルなファッションやJapanese Kawaiiという言葉が欧米に浸透した背景も関係あるかなと思っています。)

それまでロックシーンでは禁句だった自分へのネガティブな気持ちをメインに歌う表現(彼女にフラれた、親との確執、自分が嫌い、等)が繊細で素敵、とされ、多くのミレニアル世代のバイブルでした。自殺や自傷行為が美とされ、鬱々とした歌詞が多く、曲に影響されて手首を切ったりナイフで体に文字を刻む小中高生が増え、社会問題になり、批判の対象にもなりました。

そんななか私は、同じく日系人の親友と町に行っては定期的に「Emoい(英語発音で、イモい)男の子を見つける会」を開催していました。活動内容はかっこいいエモボーイを見つけ、その子が聴いてそうなバンドを当てっこするというものです。

そう、Emoい

あのね!!!私たちはね!!!!!!!!!!もう15年前からその造語をこっそりと使ってたの!!!!!!!それがね!!!!リア充の若い子たちに全然違う意味で使われていると知った時の気持ち!!!!!!わかる!?(クソデカボイス)

と、それだけのお話でした。とことんエモの世界に浸りたい人は、Taking back Sundayというバンドをお勧めします。

あと全然エモではないですがOur Lady Peaceというバンド(オルタナティブ)は聴く人がどんどん心の病気になっていくという伝説がある最高の鬱ソングが多々あるので是非聴いてみてください。




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