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Lille Master ISA ♯1 大学院生活の再開


久しぶりの投稿です。
今年7月にリール地方行政でのインターンが終わりましたが、日本に戻ることなくフランスで生活していました。その間HiVEの24時間Liveathlonにお誘いいただいたり、SportGlobal に私が通っているリール大学の紹介を投稿したりなど相変わらずいろんなことをしていました。お誘いいただきました皆様ありがとうございます。

また8月から野球の試合もたくさんありましたがそれについてはまた後日ノートに書こうと思います。

大学院生活再開

さて、8月31日から大学院生活が再開しました。このコロナの中、果たして9月からきちんと大学院が再開されるのかという懸念もありましたが、今のところ問題なく授業は行われています。といっても大学院2年生はそもそも授業の数が少なく先週は授業が3つ、今週は授業が1つと問題なく行われているかと判断するには少なすぎ材料ですが。。

このような状況下ですが、リール大学での授業は原則大学で行われると言う形になってます。もちろん大学の敷地内でのマスクの着用は必須であったり、教室に入れる人数はその部屋の収容可能人数の半分以下でなければならないなど様々な制限がありますが、大学の方針としては、対面授業であることが望ましいようです。ただ、リール近辺の高校やその他学校内でコロナ発症の報告が多々あり学校閉鎖するケースが相次いでいることもあり、果たしてどこまで対面授業ができるかいささか疑問な部分はあります。

今週の授業はオリエンテーションから始まりました。久しぶりにクラスメイトとの再開に喜ぶ反面、これから最後の学生生活が始まるのかと言う寂しさがなんとも言葉にし難い形でした。。

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コロナ以上に大きな変更点

コロナ以上に大きな変更点というのが、修士課程のカリキュラムが今年度から変更されるというものでした。具体的な変更点の一つというのは、卒業要件のインターン期間が約2ヶ月から約4ヶ月に変更です。そもそもこのコロナ下の中でインターンを受け入れてくれる組織がどれくらいあるのかという疑問もありますが、将来のキャリアのことを考えるとやはり長い職業経験を積んだ方がいいと思います。

このリール修士課程は筑波大学のTIAS のようにスポーツ業界就職のためのコースなので、職を手にすることがこのマスターの重要な指標の一つになります(論文や単位の修得はもちろんのこと)。

EURO2020 のミュンヘンHost city mangerによるカンファレンス


後は、今週水曜日に行われたサッカーEURO2020 のミュンヘンHost city manger であるTristan Delafosse 氏によるオンラインカンファレンスでした(学生はなぜか大学に行くことが必須...)

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彼がリール大学の卒業生ということで今回このようなカンファレンスが開かれた訳でありますが、自分の職歴や経験、このコロナ下で起きているミュンヘンでの問題点などを語ってくれました。

EURO2020も東京五輪同様延期されているので、全ての契約関係は全てサインし直しということが大変と語っていました。ただ、この1年間の延期によってスポンサーや入札に関してどこかが契約を降りたということはなく、全てのステークホルダーが来年の開催に前向きであるそうです。

最近やっている(やっていた)こと

最近やっている(やっていた)ことは主に2つです。

9月24日フランスのオリンピックに関する研究組織であるAOF (Académie Olympique Française) のセミナーがリール大学で行われました。今回のテーマは『2024年パリオリンピックにおける大学でのレガシーとは何か』。フランススポーツ省やパリ組織委員会から代表者が集まりディスカッションを行うイベントでしたが3分ビデオ出演をさせて頂きました。

フランス語ではありますが、東京オリンピックと自分自身が感じた大学におけるレガシーを発表したような形です。リール大学のYoutube チャンネルやフランスで一番有名なスポーツウェブ配信サービスである『Be Sport』でもこの配信は行われていました。(私のビデオは1時間30分頃から)

もう一つは、世界のSport Integrity に関するガイドラインを作成をしている『Sport Integrity Global Alliance 』(通称SIGA) の『SIGA Youth Council』の第1期メンバーとして1年間活動することになりました。 (SIGAについての説明は↓) 

Sport Integrity というのは、簡単にいうとスポーツの良い価値を阻害する行為(汚職や八百長、スポーツ団体の不祥事等)を防ぎ、その価値を高めていくことを意味します。ガバナンスやコンプライアンスといったスポーツと法律と分野が深く関わってくる分野といえるでしょう。

この1年間でやることというのは、自分で世界のスポーツ界におけるその価値を汚す行為を見つけ、その解決に関して自分自身でプロジェクトを回していくという自分次第というもの。もちろんその過程では、SIGAが持つ世界規模のコネクションを最大に使えるというなんともやりがいがあるもの。

自分はSport Integrity という分野ではそんなに詳しくない身ですが、自分のやることで世界のスポーツをよくしていけたらと思っています。

以上最近のやっている事を簡単に説明させて頂きました。今後もこのようにどんどん発信していこうと思いますのでぜひよろしくお願いします!

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