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アナログの「書くこと」についての振り返りと、noteやブログが続かない理由の模索。

そもそも10年近く、ろくに手書きしていなかった時期がある。

スケジュールはGoogleカレンダー、仕事のタスクも日記もアプリで記録。
IT系という仕事柄、デジタルで管理を統一することは違和感もなく当たり前のこととして日常に溶け込んでいたし、特に気にならなかった。

だって、修正も削除もラクだし、スケジュール変更の対応も簡単。なので別にアナログに戻る気はなかった。

ある日、何かのメモを手書きでとる必要があった時に気付く。
「あれ…あの漢字、どう書くんだっけ」
遙か昔、漢字検定1級を取ったというのに。使わなければ錆びる。どの漢字を思い出せなかったか、それすらも覚えてないけど、そこまで難しい漢字ではなかったはず。それゆえにとてもショックだった。

デジタルなら変換してくれるからなー!

別にそれで十分、世界は回っているし、その漢字をひらがなで書いたところで日常生活で困るわけでもなかった。ただ、ちょっとショックだった。

そこから始まる手書きの日々。
途中で「万年筆」という素晴らしい筆記具の魅力に気付いてから加速した。
いきなり高い万年筆を買う勇気はなくて、プラチナの「プレピー」を購入。500円玉でおつりが来るプチプラ万年筆。色はブルーブラック。

このブルーブラックが運命だった。濃淡、最高か。

今に至るまでの経緯を綴ったらやたら長くなったので、ざっくりと削除して現在の書き散らした様子だけを切り取ってみる。

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私の場合、かなり雑多に書き散らしている。
どれぐらい雑多かといえば、

・その日、その時の気分で書き付けるノートを変える
・その日、その時の気分でインクの色やペンも変える
・日記の気分じゃなければ黙々と書写する

そのせいで、あらゆるノートに日記と書写と試筆が混在している。日記など7冊ぐらいのノートそれぞれに日付が飛んで綴られてるのでカオスだ。
でも誰かに読ませるためでもないのでそれでいいのだ。

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机の上に置いてあるノートたち。B5サイズの面積を埋める、となると何となくプレッシャーを感じるので、自然とA6~B6サイズがメインに。

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業務日報で使っているのはA5サイズのキャンパスダイアリー、それ以外は主にA6サイズ(いわゆるハガキサイズ)のノートたち。

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新しいノートをおろす時、必ずやる「試筆」がこちら。
裏抜けや滲みの有無、書きやすさをチェックしてそのノートと相性が良い筆記具を模索、愛用していく。

どっちみち1~2か月に1度は、どの万年筆にどのインクを入れてるか記録も兼ねて試筆オンリーのページが生まれてる。

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少し背を正して書写をしたくなった時に使う満寿屋さんのハガキサイズ原稿用紙。字の上手い下手は二の次。心の琴線に触れた文を丁寧に書く。
仕事前の精神統一に良いので、朝によくやるけどたまに夜もやる。

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手持ちの万年筆は合計18本。お安いプレピーから、金ペンまで。
どのペンも愛おしい。
最近は付けペンやガラスペン、からっぽペンまで幅広く、万年筆インクを思う存分に堪能して楽しんでいる。

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絵をメインにしたい時は、B6ノートの登場。
あとは、まとめたい内容量が多そうな時もB6チョイスであずましく。
(あずましく、北海道弁なんだけど便利で多用しちゃう)
(広々してる・心地がいい、みたいな雰囲気の言葉)

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この夏は暑かった。
暑くて暑くて参っていた時、せめて視覚から涼を得たかった時の書写。
・インク:パイロット 色彩雫「天色」
・万年筆:プラチナ #3776 センチュリー ニースロゼ(細字)
・万年筆:プラチナ プレジール フロスティブルー(中字)

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よほど暑かったんだなと晩秋に振り返る。いや、確かに暑かったわ。
最近の肌寒さと足して2で割れないものか。割れないな。

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ハンドレタリングも少しだけ練習してみたり。そういえば今は学校で筆記体を教わらないそうで、でも書けるとほんのり格好いい気がする。

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考えをまとめたい時とかもノート。と言っても情報収集はデジタルがメインで、今後もうまく双方向に活用していきたい。
なお、ノート左側の後半に書いた【作業環境】のお話はこちら!

そして、こちらは「書く」ではなく「描く」の方。

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イラスト練習は私の場合、どうしてもデジタル制作がメインなのでペンタブで実施することが多いのだけど、出先でスキマ時間が出来た時にアナログでささっと描く。これはLive2Dの「鼻」の角度展開を模索していた頃の。

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このコツコツとしたデッサン練習を続ける術も掴みたいな…(サボってる)

なお、どうして今回「書くこと」について書こうと思ったか。
そのきっかけはこちらの本。

DMMブックスの初回購入者限定70%OFFキャンペーンで何を買おうか、つらつら眺めていた時、琴線に触れたため。

ここまで綴ったように「書くこと」は大好き。
…なんだけど、最近は逆にアナログばかりで「note」や「pixiv FANBOX」、自分のブログがうまく続けられてないので、更新し続けるポイントを自分なりに振り返ってみようかと考えて。

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アナログの「書くこと」が6年ほど続いているのは、万年筆との出会いで「手書き」の楽しさにハマったことが大きい。
あとは手軽。とにかく手軽。(万年筆の洗浄は手軽じゃないけど)

では、noteやブログは? 何が自分のネック?
振り返ってみてわかったキーポイントは「手軽さの違い」かなぁ…
タイトル付けるのはいいんだけど「見出し画像をつける」という作業段階で書く勢いが失速しがちなことに気付く。
手軽に画像を付けられる手段は色々と用意されてるんだけども!

アナログのノートやツイッターはその辺、気にしなくて良い分、手軽なので私にとっては続けやすいんだろうな。
この辺りを自分なりにクリアしていきたい。

ということで今回は「誰かに読まれるため」というより「自分の考えを整理するため」という目的の記事だったので長くなってしまった!

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