③メンタルの不調を自覚した、不思議な現象

こんにちは!
前回、どうやって自分の不調に気づくことになったかを書きまた。今回は休み初めてからすぐの頃について書きたいと思います。



全く喜ばしい事ではありませんが、あれは今思い返しても不思議な体験でした。


正直、最初はメンタル面に異常がある自覚が全くありませんでした。


そのため休職することになり、素直な感想はただ
「やっと寝られる」
というだけでした。数日しっかり睡眠を取れば元通り、そのあとちょっとズル休みの気分を味わって戻りたければ会社に戻ればいい。


そんなふうに思っていました。


休み初めてすぐは、仕事のことを考えてそわそわしながら家で過ごす日々で、
「なんだか謎の診断をされたけど、これから何か起こるのかなあ。」
「何かした方がいいのかなあ。」と思いながらただ時間がすぎるのを待っていました。


ところが、元に戻っていると思っていた休み初めて数日後がまさに、メンタルの不調を自覚し始めたタイミングでした。


最初に今までとの違いを感じたのは、
休職に際して、引き継ぎ等をリモート会議で行ったり、内容を簡単にまとめたりした時。


今まで当たり前に出来ていた「仕事」に関する事が全て恐怖に変わった事に気づきました。


この「恐怖」というものが意外な感覚で、ホラー映像や心霊写真を見た瞬間のような、一瞬で背筋が凍るようなゾッとするタイプの怖さでした。
(私はホラー映画が大の苦手なので、得意な方には伝わりづらいかもですが、、)

例えば、
・なんとなく携帯のデータフォルダを見ていた時。
職場の人との冗談混じりのやりとりがスクリーンショットで突如現れた瞬間、ゾッとして背筋が凍る。
そのまま画面を直視できずに、大急ぎで閉じるしかない。

・優しい上司との引き続きMTG終わり、振り返ると、夫に「すごい顔してるけど、、どうした?いじめられた??」
と言われ、ふと鏡を見ると恐怖で血の気が引き、顔面蒼白になっている。(もちろんいじめられていない)

など。。。
この怖くなる瞬間、何かその怖さの背景(仕事だ!など)を感じる余裕もなく、ただただ急に自分と全く関係のないグロテスクな物を見てしまったような、シンプルに「怖いものを見てしまった!!!」という気持ちになりました。


「これが、私がなった病気かあ。」
と、自覚した瞬間でした。


自分が適応障害になるまでは、メンタルの不調と言えば真綿で首を絞められるような、ぼんやりとした苦しみをイメージしていたので、こんなにはっきりとした、稲妻のような恐怖に襲われるというのは意外な体験でした。

この症状はわりと他の方に聞いた症状にも近いのでは、と思っています。


次回、この恐怖を心に飼いながらどう過ごしたかを共有します。


いいなと思ったら応援しよう!