人と比べる

 私には夢がある。
 いつか結婚をして子どもを産み育てることだ。
 でも今のままでは、その夢に到達するのが難しいと思う。
 だから、今できる精いっぱいのことをしている、と思う。

 SNSやブログを見ていると、誰かと結婚したり子どもを授かったりして幸せそうな人の姿を見る。
 そうすると焦るし、心がモヤモヤする。

 自分と人を比べると不幸になるらしい。比べた私は、その時不幸になったと思う。
 それと同時に、「健全な劣等感は理想の自分との比較から生まれるのだ」と考えることで、今の私でいいのだと思えた。少しの幸福感と自分を取り戻せたのだ。

 劣等感は、デメリットばかりではなく、その人を成長させる促進剤になるという。だから持っていてもいいものである。
 劣等感は活用することが出来て、それは理想の自分との比較から生まれる。
 誰かと比べて自分が幸せかどうかを確認するのではなくて、理想の自分と比べることで、心の奥底で自分だけが分かっている幸せのツボというものがあって、それを確認できると思う。そうして自分のペースを取り戻せる。
 理想の自分との比較によって、自分が何をしたいのか、何をしたくて今どんなことをしようとしているのか、自分の指針を振り返ることができる。
 つまり、今の私でいいと思えたのだ。

 多分、また人と比べてしまう。だけど、その度に思い返そう。今の私でいいことを。それが積み重なって、いつか目標に到達できるかもしれない。
 いつか、家族を持てるといいな。


 
 
 
 

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