マリファナ(大麻)で作られた服。ベトナム・サパの少数民族の村へ

「これは、マリファナだよ」

ベトナムで、棚田の絶景の中を歩いていたら
黒モン族の女性・リサが言いました。

そこには、一見、ただの雑草にしか見えない
緑の草が生い茂っていました。

…え、これが、マリファナ！？
た、大麻！？

めっちゃあるし！怖っ…！！ 

「見てはいけないものを、見てしまった… ( ﾟдﾟ)ﾊｯ!」
と内心あたふたしていると、リサは言いました。

「私たちの服は、
　この草で作られているんだ」

黒モン族の民族衣装

ーー＊ーー＊ーー＊ーー＊ーー＊ーー

私がリサと出会ったのは、
ベトナム北部にある町・サパ。

標高1,600メートルに
位置する高原リゾートです。

サパは欧米人観光客が多く、

おしゃれなカフェもあって、
ネパールのポカラに似た雰囲気の町でした。

町を歩いていると、
かわいい民族衣装を着た女性たちに
「お土産を買って」と声をかけられます。

サパの周辺には、モン族やザオ族など
少数民族の村があるのです。

藍染めの民族衣装を着ているのが
「黒モン族」。

赤い布を頭に巻きつけ、
髪や眉を剃っているのが「赤ザオ族」。

みんな、英語が堪能で
とても商売熱心です。

そんなサパで出会い、
仲良くなったのが、リサでした。

「うちに遊びに来てよ」

というリサの誘いをうけ、
彼女の家に遊びに行くことになったのです。

そして、待ち合わせ当日。

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