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他人に認めてもらう必要なんてない。自分が認めていれば十分じゃないの?



私だって、未だにいろんな問題を抱えながら生きている。

自分の持つ障害や病気、パートナーシップの問題、経済的な問題、ほとんどの人が嫌悪感を示す過去の経験の数々。
そして息子の障害や育児の困難さ。

でも、それをここで細かく書こうとは思わない。

同情も、慰めも、賞賛も、ましてや誹謗中傷も、今の私には必要ない。

何故なら、今では全ての経験が私にとって必要だったと認めているから。

今までの全ての経験から「今の私」が作られているし、全ての経験が「私の財産」だから。

手に入れた全ての物を失っても、経験だけは誰も私から奪えないんだ。



こんな私でも、数年前までは誰かに認めてもらいたくて、いろんな人に自分の事を話してきた。


子供の頃から出来ないことが多かった私は、人一倍努力することで周りの人達に認められ、受け入れてもらうことができた。
だから頑張ればなんでもできると信じていたし、人が羨むようなスゴい人になりたかった。

「ねえ、みんな聞いて!こうすれば上手くいくから^_^」

そんな私のところに集まってきたのは
自分の考えを持たず、周りに影響されてしまう信者のような人。

「どうしたら梨々香さんみたいになれるの?」
「こんな悩みがあるんだけれど、どうしたらいい?」

頼られるのは嬉しかった。
自分は一人じゃないんだって、私は何でもできるんだってその時は信じてた。


でも、偽りの自分を演じてたんだもの。
いつまでもその頑張りが続くわけないよね。


私が光を失なうと、その信者のような人達は離れていった。


自分で自分をコントロールすることが出来ない。
身体も心も今までの私とは別なものになってしまった。
本当にどうしたら良いのかわからなかった。


私は出ない声を振り絞って必死に叫んだ。


「こんなに苦しいの!死ぬほど辛いの!誰か助けて!」って。


そんな私のところに集まってきたのは


心配するふりをしながら「私もね…」と自分の辛さを主張して不幸自慢をする人。

「可愛そうに」と言いながら私を見下し、憐れむ人。

「そんな時はこうするべきだ」と自分の正しさを押し付ける人。

「あなたは間違っている」とか「理解できない」「受け入れられない」と
私の人格を否定する人。

そして味方だよと言っていた人達さえ私から離れていった。


「もう誰も信じることができない」


全てに絶望し希望なんて見えなかった。


でもね


暗闇の中で廃人のように数年間過ごして、やっと私は気付けたの。


「それでも私は生きてるじゃん」って!


何も出来なくても、この日本という国では生きていける。
ちっぽけなプライドさえ捨ててしまえば、もう怖いものは何もなかった。


全てのものを失った。そして私の心は穏やかだった。


私を苦しめていたのは手にしたものを失う不安と恐れだった。
それは全て私が創り出した幻想だったんだ。


その時やっと、物や人への執着を手放すことができた。


「執着を手放しなさい」って人から教えられても、自から手放すなんて私には無理だった。

私には「気がすむまで執着する経験」が必要だったんだ。



私は偉くもなく、金持ちでもなく、健常者でもなく、バツ2のシングルマザーだけど、今は結構幸せに生きてます。



私がこの公開の場に日記を書くのは画面の向こうにいるあなたに、あなた自身の人生を見つめてもらいたいから。


主役は私ではなく、これを読んでいるあなたなんです。


あなたにとって正しい事はあなたにしかわかりません。


どうか、周りの意見や私の言葉を鵜呑みにせず、ご自身の心の声を聴いてあげて下さい。




梨々香


感覚が過敏な私は、周りの影響を受け過ぎてしまうのでリアルで多くの人と触れ合うことができません。 だから直接会うことなく皆さんの考えを知ることができるこのnoteは私の学びの場。沢山の栄養を頂いて今もスクスク成長中です。 こんなステキな場所に居させてくれてありがとう。