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「できない人」は価値がない?それって競争社会に洗脳されてるんだよ。
今回は、みんなが当たり前に信じていることを真剣に考えてみようと思う。
「スゴイね!良くできたね!」
「なんでこんなこともできないの?」
私達は小さな頃から優劣をつけられて生きてきた。
優れた者は褒められ、劣っている者はけなされる。
この社会では他の人よりできることが正しくて、できないことは間違いなんだ。
今の日本って、差別が起こるようなシステムになってるよね。
人と人が助け合うのではなく、分裂する方へと進ませる社会。
だから自信が持てなくなるのは当たり前なんだよ。
そんな競争社会では、人を蹴落とすことや見下す事で優越感は満たされるかもしれないけど、常に不安が付きまとう。
だって、自分が「できない人」になったら一瞬で崩れ去るマガイモノの自信なんだから。
「なんでも出来るようになって、だれにも迷惑をかけない人間になりたい」
私は昔、そんな夢を持っていた。
でも、もともとできない事が多かった私は、なんでもできる人にはなれなかった。
常にできない部分を探し、できるように努力をして、結局挫折する。
それを繰り返すうちにどんどん自分を信じられなくなる。
自己否定を繰り返す日々。
「できない人」は価値がないと信じていたから毎日とても苦しかった。
私には、できない自分を受け入れる事なんて到底無理だった。
よく「ありのままでいい」とか簡単に言う人がいるけど、親から「ありのまま」を認められずに育った人間には難しすぎるんだよ。
そんな私でも少し自分を好きになれる場面があった。
それは誰かに感謝されたとき。
「ありがとう」って魔法の言葉だよね!
言われた人をたちまち幸せにしてしまう不思議な言葉。
この人は私の存在を認めてくれたんだなぁって嬉しくなっちゃう。
人との関わりの中で一番の喜びは、感謝されることなんじゃないかな?
誰かを褒めた時の返事として言われることもあるけれど、多くは誰かのチカラになれた時に言われる言葉。
できないことを手伝った時、分からない事を教えてあげた時、その人の頑張りを応援した時。
でもさ、実際にはあり得ないけど、みんなが「できる人」だったらどう?
それぞれが完璧に自分の事をこなせる人達の社会。
他人を必要としない乾ききった人間関係。
そこに喜びはあるのかしら?
やっぱり、誰かの役に立つことができなければ、私は喜びを感じられないんじゃないかと思う。
だから
この世には必ず「できない人」の存在が必要なんだ。
「できない人」のおかげで私は幸せを感じられるんだ。
そこでやっと洗脳されていたことに気付く。
あれ?
私は今まで「できる人」の方がスゴイと思っていたけれど、「できない人」の方がもっとスゴイんじゃないの?
だって、「できない人」は相手を幸せな気持ちにすることができるんだよ?
それって素晴らしい能力じゃない!実はすごく価値のある人なんだよ。
迷惑をかけて申し訳ないとか、できない自分はダメだって自己否定をする必要はそもそもなかったんだ。
この競争社会に洗脳されていただけ。
だから、もう頑張らなくていい。
もっとみんなに助けてもらおう。できない自分を愛そう。
あなたも私も「幸せを運ぶスゴイ人」なんだから。
そして笑顔で「ありがとう」と伝えよう。
心からの感謝は誰かを救うことができるんだよ!^_^
梨々香
感覚が過敏な私は、周りの影響を受け過ぎてしまうのでリアルで多くの人と触れ合うことができません。 だから直接会うことなく皆さんの考えを知ることができるこのnoteは私の学びの場。沢山の栄養を頂いて今もスクスク成長中です。 こんなステキな場所に居させてくれてありがとう。