#感想
マイケル・ジャクソンのはなしをしよう④メリハリを持って生きる OFF THE WALL
世代にもよるとは思うのだが、ひょっとすると、アルバム「OFF THE WALL」は、世間が抱くマイケルのわかりやすいイメージとは少し異なるかもしれない。
この時期の彼の音楽は、世間的に言えばR&Bに分類される。
ジャンルなんてクソくらえ!良い音楽は良い音楽じゃ!と天才プロデューサー、クインシー・ジョーンズとタッグを組んで精根込めて作られたのだが、グラミー賞では収録曲”Don't Stop Ti
マイケル・ジャクソンのはなしをしよう③ 高くて低いMJの敷居 KING OF POP
先日本屋でジョン・レノンの偉人伝を見かけた。
ジョンが偉大なのはもちろんなのだが、偉人伝になっているというのは私にとってはいささか不思議な感覚だった。
伝記になるというのは素晴らしいことである。
ただ同時に、存在の真実味が薄れていくようにも感じる。
なんだか自分とは関係のない、とても遠い存在のように思えてしまう。
マイケルが亡くなって、今年で12年が経つ。
いまでも、私のようにある日突然マ
マイケル・ジャクソンのはなしをしよう② 衝撃のスーパーステージ
母が亡くなって10年以上が経つ。
ある日、ふと母の愛した音楽を聞いてみよう。と思い立った。
その頃ちょうど私は、仕事や将来への不安で少し精神的に参っていた。長らく持ち続けたビジュアル系への熱も落ち着き、新しい生きがいを見つけたかったのかもしれない。
母が最も愛したのは、デヴィッド・ボウイ、ロッド・スチュアート、そしてマイケル・ジャクソンだった。そこで私は自分が子供のころ好きだったJackson