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『多少钱?~覚えたての中国語で楽しむショッピング~』

大家好!こんにちは!
Lilian中国語スクールです。
今回は買い物の際に使える中国語のフレーズをご紹介していきます。

また、中国での買い物事情について、使えるフレーズ、市場やスーパーでの買い物の仕方、日本との違いなどを取り上げていきます。

意外と使う「多少钱?」


中国語の参考書を見ると大抵こんな会話が載っています。

「这苹果多少钱?(zhè píng guǒ duō shǎo qián?このリンゴはいくらですか?)」「一斤五块钱。(yī jīn wǔ kuài qián。500グラム五元です。」「便宜一点吧。(pián yi yì diǎn ba。もう少し安くしてください。)」


実際にこんなフレーズを使う機会があるのだろうか?と正直疑問に思う人もいるかもしれません。なぜなら、生まれてから日本ではあまり値切る文化がないからです。また、日本では値札の無い商品をほとんど見かけないからです。

スーパーはもちろん、小さな八百屋や肉屋でも値段がはっきりと書いてありますし、それを値切ろうという発想がありません。
しかし中国では状況が異なります。市場の食材には大抵値札が付いていません。小さな個人商店でも値札の無いことが多いです。
そのためこの「多少钱?」の出番は意外と多いのです。

ちなみに地方によるかもしれませんが、「多少钱?」の代わりに「怎么卖?(zěn me mài)」と言うことも多いです。直訳すると「どう売るの?」
「いくらで売るの?」というニュアンスです。

お金の基本を押さえよう


中国のお金の単位は「元(yuán)」で、1元は大体15円前後で推移しています。元の十分の一が「角」で、その十分の一は「分」ですが、この「分」は実際の売り買いの現場ではほとんど見かけません。口語になると「元」は「块(kuài)」、「角」は「毛(máo)」と言います。例えば5.5元の場合は「五块五毛(wǔ kuài wǔ máo)」または省略して「五块五(wǔ kuài wǔ)」となります。

ローカルな雰囲気を味わうなら市場へ!


中国のローカルな雰囲気を楽しむには断然市場がお勧めです。
また先ほど触れたように値札が無く、店主と最低限の会話を交わさないと買い物ができないので、中国語の上達の面でもお勧めです。

市場の中は野菜、肉、魚介類、その他乾物等の売り場に分かれており、
基本的には量り売りです。値段を尋ねると、一斤(500g)あたりいくらという答えが返ってきます。電子量りの場合もありますが、大抵は重りをぶら下げたアナログな量りを使って店主が量り、暗算で値段を言ってきます。細かいお金のやり取りを嫌う店主が多いので、例えば量ってみて4.8元だった場合、ぴったり5元になるように勝手に品物を追加してくることもあります。

注意が必要なのは市場に行く時間帯です。早朝から午前中が一番賑わう時間帯で、新鮮な物が揃っています。お昼を過ぎると店の人の休憩時間になってしまい、店のカウンター内の狭い空間でお昼寝をしている人も多いです。知らずに声をかけると非常に迷惑がられてしまいます。

品揃えですが、そこは中国、日本では見たことのない食材がたくさんあります。野菜売り場では日本のスーパーで売っているような野菜は大抵揃っています。葉物野菜の種類は中国の方が多いです。日本でもブームになっているパクチー‐中国語では「香菜(xiāng cài)」-は値段も安く、野菜をたくさん買った時におまけとして付けてくれることもあります。

日本人にとってハードルが高いのは肉売り場です。特に鶏肉は生きた鶏をその場でさばいて売っている店もあるので、そういう場面や独特の臭いが苦手な人は近づけないかもしれませんが、さばきたてで新鮮ですし、日本ではほとんど見かけない烏骨鶏の肉なども安く手に入ります。骨ごと薬膳と煮込んだスープはとても美味しいです。豚肉、牛肉などは塊で売られていますが、頼めば調理方法に合った形に細かく切ってもらえます。

何でもそろう大型スーパーへ

中国でも都市部では大型のスーパーが続々と建設されていて、
週末は家族連れで大賑わいになっています。イオン、カルフール、ウォルマートなどの外資系スーパーも増えています。

買い物方法は基本的に日本と変わらないのですが、
いくつか注意が必要です。

まず、市場とは違ってほとんどの商品には値札があるのですが、
生鮮食品はやはり量り売りです。野菜売り場では、買いたい野菜を種類ごとビニール袋に入れます。

そして売り場の一角に量りと係りの店員がいて、バーコードを貼ってくれます。これが意外と手間がかかり、特に混雑する時間に行ってしまうと、量りの前に行列ができていて「市場で買えばよかった。」と後悔することになります。

また、レジを通ってから袋詰めするスペースが無いことが多いです。そのためレジ係が打った商品をその場で急いで袋に詰めていかなくてはならず、たくさん買った時はとても忙しくなります。

食材の新鮮さで比べると市場の方が良いのですが、夏場の暑い時期などは、市場の常温で置かれているお肉よりスーパーで冷蔵保存されているものの方が安心かもしれません。

値切り交渉にチャレンジ


市場の食材やスーパーではなかなか値切る機会はありませんが、
個人商店で日用雑貨、衣料品などを買う時は値切り交渉ができます。
交渉と言っても身構える必要はありません。

初心者はまず一言「便宜一点吧。(pián yi yì diǎn ba。もう少し安くしてください。)」または「能不能便宜一点?(néng bù néng pián yi yì diǎn?もう少し安くできますか?)」と言ってみるだけです。

これだけであっさりと10元くらい安くなることもありますから、
言ってみて損はありません。上級者になると店主との駆け引きを楽しむ人もいます。例えば店主の言った値段に対して「太贵了!(tài guì le!高すぎる!)と大げさに驚いてみせて、一旦店を出るそぶりを見せます。

すると店主の中には「じゃあいくらなら買うんだ?」と追いかけてくる場合があります。そこでこちらが希望する値段をあえて低めに伝えます。

そして最終的に店主の言い値とこちらの希望の中間くらいの値段に落ち着きます。こんなやり取りをするには勇気と物価の相場を知っている必要がありますし、まず店主が追いかけて来ないこともあるので、あくまで上級編です。まずは一言値切ってみることから始めましょう。

中国でのショッピングは幾つかの基本的なフレーズを覚えるだけで誰でも簡単に楽しめます。大切なことは勇気を出して覚えた中国語を使ってみることです。失敗を恐れずチャレンジしてみることで、きっと中国での楽しい思い出ができ、中国人との素敵な出会いが待っていることでしょう。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました

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