捨てる決断をする その3

さて、その1その2では
「自分自身の本音を探る」
ことが
いかに自分自身と向き合うことかについて書いた。


でも過去の1つに向き合ったところで、
これはスタートラインに立つどころか
ようやく試合に出よう
と決めたくらいに過ぎない。




試合に出ると決めたら、

・いつ試合に出るのか

・どこの試合に出るのか

・どんな試合に出るのか

・どうやって練習していくのか



それを決めて初めて、

スタートラインについて

試合に出場できる。


ここでようやく

向く方向が決まってくる。

未知・・・ぼんやりしてきた・・・。
なんて思った瞬間
試合終了だ。

これは単なる今が良ければでない。
捨てる決断はすなわち

見たくない部分を明らかにすることによって

そこにきちんと向き合う覚悟。
自分の人生をあきらめない

一番嫌な作業。

前回、私の子育てにおける

取り組みで出てきた内容を
具体的に考えていきたいと思う。

まず、
「これから思い通りの人生を手に入れたい」という方は
自分の過去のモヤモヤに向き合って欲しい。

うまくいかなかったことを

書き出すだけで、
「向き合い開始」
うまくいかなかったことは

思い出す順番でOK。

ここで、意外と起こりがちなのが
「書けば書くだけ出てくる」
という、驚きの事態である。

そう・・・何気なく過ごしてきたけど

その時は本当に嫌だったけど

時間が立つと忘れてしまう。


私もそうだった。
人間そんなきれいな生き物ではないのだ。

書き出すポイントは
・思うがままに事象を出す
・その時に思った感情を書く
・その時に周りから言われたことなどを書く
等々の、思い出したくない思い出である。

あなたが上記の条件で、
向き合うリストをスラスラ

書いていたのなら
とても早くスタートできるだろう。

でももし書いても書いても
「どんどん出てくる」
となった場合。
「よりよい人生への手立てが

 たくさんある」
ということを認識すべきである。

さて、よりよい人生への手立てを探す方法。
「向き合うことでしか

 答えは出ない」

これは裏を返せば、
書き出したリストには、
「いつも同じことが繰り返されている」
ことがあるということだ。


人は、忘れやすい生き物である。

なので、同じことを何度も繰り返している

そして、同じことで何度も悩まされている

可能性が高いのである。

だから自分の中では
「あれはあれ、これはこれ」であったとしても、
結局のところ同じ人間の起こしている、
同じ行動が

同じ結果を招いている。

つまり、私が現状維持でいる限り
同じことで何度も悩んでいる

可能性が高いのである。

私の周りに
存在している相談相手というのは、
私と非常に似た価値観や
人生観を持ち、
私と同じようなステージに
所属しているからこそ
私の周りに
存在している。


つまり、私がその空間にいる限り、

同じことが起こり、

同じ考えをし、

また、同じことが起こるのである。


これが正に
「向き合いの原点」
なのである。

もしここで、私がが

「今の現状に満足していない

 私にはもっとやりたいことがある」

と考える前向きで自己肯定感の高い
私であるなら、

自分の環境を
変えることで実現可能である。
同じ環境にいる人であれば、
結局は価値観も似たようなものに
なるので、問題は解決しない。


私自身も問題と向き合ったことで、
いつも私が

認められたい

という欲求が明らかになった。

頑張れば報われるし、

努力は裏切らない。

でも、

井の中の蛙、大海を知らず。

私は、狭い狭い井戸の中で、

悩み、苦しみ、

問題を解決しようとしていたのである。

井戸の外に出れば、

私の悩みなんて

ちっぽけなものであるかもしれない。


井戸の外に出れば、

私の悩みを解決する方法は

たくさんあるかもしれない。

そんなことに気づきもせず、

ただ、居心地の良い井戸の中で、

ウダウダ言っている。


もしかしたら、

井戸の外にはもっと強い敵がいるかも知れないし

危ないところかもしれない。


でも、私の人生は、

「かもしれない」からやらないと決めた時点で

何も変わらない。

というわけで、私は

安全で、何も考えなければ

心地の良い井戸から

外に出ることを決めた。


まずは出て、

どこに行くか。

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