小説を書くのに、マインドマップは使える(かもしれない)という話…

小説を書く時に「どう進めていくのか」という問題は常につきまといます。

現在のオーソドックスは、おそらく「テキストエディタで書く」というものでしょう。……まあ、その中でも「どのエディタを使うか」で、議論が紛糾するのは必須ですが、ひとまずは置いておいて。

他にも、原稿用紙に手書きするだとか、iPhoneで書くだとか、京極夏彦先生のように組版ソフトのIndesignで書いちゃうとか、本当にいろいろあると思います。

執筆の前段階でもそうです。いわゆる「構想」「アイデア出し」「プロット」など、どのように進めていくかは本当に人それぞれ。

周到にプロットを固めてからでないと本文執筆には取り掛からないという方もいれば、おおよその構想だけ決まったら本文に入ってしまうという方もいます。

構想の通りに本文を書き進める方もいれば、構想からどんどんストーリーが変わっていくことを、「キャラが勝手に動き出す」と言って積極的に容認する方もいます。

かく言う僕は、構想を立てて、プロットを組んで、その通りに進むようにいざ書き始めるのですが、どうしても細部でのディテールを肉付けしていくうちに、キャラが想定外の動きをしていくという傾向があります。
初めからそれを織り込んで構想を立てられればいいのですが、なかなか難しい気がします。

その他にも、荒木飛呂彦先生のように「キャラクター設定表」をこしらえて、それを埋めてから書き始めるという手法も試したりしました。

身も蓋もない結論から言えば、「自分に合った方法が一番」という言葉に尽きるとはいえ、模索は必要だと思います。

そんな中で、今僕が試している方法が、「マインドマップ執筆法」です。
「マインドマップ」というと、「とりとめのないアイデア出し」という印象ですし、もしかすると「紙を一枚用意して、そこにペンで……」という様を想像されるかもしれませんが、僕が今回紹介してみるのは、「Xmind」というフリーソフトです。

どんなソフトかという詳細についてはにアクセスしていただくとして、簡単に説明すると、誰でも簡単に綺麗なマインドマップが作成できるというスグレモノでして。

これが、個人的にはけっこう直感的で、小説を書く上でも使い勝手がいいのです。

用途としては、「アイデア出し」「プロット作成」の両方をこのソフトでカバーできるかと思っています。

実際に、Xmindを使ったらどういったことができるのかを紹介してみたいと思います。
まず「アイデア出し」から。

このように、中央に配置された項目から、様々な項目を増やして、メモを枝分かれさせることができます。
項目の作成、移動、編集、削除はすべて直感的ですし、自動で整列もしてくれるため、非常に簡単です。

次に、「プロット」。

このように、章ごとに必要な情報や大まかな流れなどを肉付けしていけば、ほとんどプロットのような役割を果たせるのではないでしょうか。

ちなみに、今の2枚の画像を見ていただいてもわかるように、マインドマップの形状も、全体的な見た目も、色々変えることができます。

こんな感じで……。なんか、いろいろできそうじゃありません?
ちょっとワクワクしませんか……?

このやり方には個人的に結構可能性を感じているので、しばらくこのXmindを使っての小説執筆をしていって、また使用感などを報告していけたらと思っています!

また、僕もまだこれが最高とわかったわけではないため、「もっとこうすべき」「こういうやり方もあるよ」という方がいましたら、ぜひコメントを残していただければ……と思っています!

というわけで、また次回お会いしましょう!

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