Lilas

リラの花咲く街で産まれたのでLilas。引っ越しを繰り返し、現在は港のある街に暮らす。…

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リラの花咲く街で産まれたのでLilas。引っ越しを繰り返し、現在は港のある街に暮らす。 それなりに人生積み重なった私の喜怒哀楽をエッセイにして綴ってます。 スキ頂けたら喜びます!

最近の記事

生きていくということ

お正月気分も抜け、新年最初の note は何を書こうか考え始めていた1月半ば過ぎ、夫に1通のメールが届いた。 そこには衝撃の言葉が並んでいた。 本日〇〇が亡くなりました。 えっ!えっ?どういうこと!?えっ? 意味が分からない。言葉が飲み込めない。 ○○とはメールの送り主の妻さんのことだ。夫の友人夫妻で、お互い二人暮らしということもあってか、たまに4人で会って食事をする仲だ。 確かに最近はいつもより会わない期間が長めではあったけれど、様々な理由で余裕のないこともある世代でも

    • iPhone15機種変騒動&TypeCケーブルで困ったらあの店へGo

      5年9か月。 もうサポートもされなくなったiPhone8ちゃん。容量もいっぱいいっぱいで、写真を撮っては削除撮っては削除を繰り返し、常に充電コード差して延命治療状態ももう限界。 理系苦手夫婦は同じスマホを持ち、使い勝手を揃えている。 もうスマホ変えようよ〜通信会社も変えたら安くなるみたいだよ〜、とずいぶん前から言っていたけれど、夫がまったく動かない。どうでもいいようなことはすぐに検索するのに、必要なことはなぜか調べない。 だからいつも私が夫を引きずって動いてきた。でも、私は

      • 一種のマイノリティの話『いちばんすきな花』

        昨年話題になった『silent』の製作陣による新作ということで、放送前から期待値が高めだった『いちばんすきな花』。 藤井 風の主題歌も相まって話題性は抜群だ。 『silent』は乗り遅れてしまって見ずじまいだったので、幸か不幸か私自身は比較できない。 第1話を見終わって、これは学校で二人組を作れなかった40人に1人(か男女別で2人)の話で、ほとんどの人はこの1人か2人を作り出していた側なんだから、万人受けはしないだろう、と思った。 私自身はいわゆる「転校生」であり、クラスや

        • 断捨離と現在・過去・未来

          久々に気力が出て片づけを始めた。 要らないものはある程度処分してきたけれど、ずっと手をつけていないものがある。断捨離下手くそNo.1、それは書類。 引っ越して少しづつ収納家具を揃えていって、いよいよ書類をどうにかしないと片づけが終わらなくなってしまった。 書類と言っても事務的なものだけでなく、そこには昔の手紙なんかも含まれている。 親が転勤族だったせいで、私には子供時代を通して時間を共に過ごした友達や土地がない。私の過去を証明するもの、というと大げさだが、そういうもののひとつ

        生きていくということ

          いつから上階はサファリパークになったのか?

          とんだ目にあった。たぶんこのことは一生理不尽で、思い出すたびに毒づいてしまいそう。 ことの始まりは、8~9年くらい前だろうか、ウチの上階が業者に買い取られリノベされ、売り出されたことだ。 少々古くなってきたウチのマンション、新築時は全室カーペット敷きで床そのものも柔らかく静かな作りだった。が、徐々にリノベでフローリングが増え、とうとう上階にもフローリングが貼られた。しかも上階は最上階。 そこに夫婦が越してきた。 引越しの挨拶に来られたが、なんだか違和感のある二人だ。 夫は神

          いつから上階はサファリパークになったのか?

          I'm back.

          note。随分と長いブランクができてしまった。 この間いろいろなことがあった。 正確に言うと、前にnoteを書いていたときから問題は起きていた。 それもこれも落ち着いてきたら、また心の重心を落として文章の世界に戻ってきたい気分になってきた。 書く感覚も錆びついて筆が進まないだろうけど、ぼちぼちまた書いてみたいとキーボードを叩いてみている。 うん。しっくりくるな。 再スタートできるかな。

          I'm back.

          ストリートピアノには人生が詰まっている

          以前ピアノについてちょっと書いたことがあるけれど、私は今、子供の頃に10年ほど習っていたピアノをまた弾き始めている。 あまりにも長い間弾いていなかったので、そう簡単には指は動かないだろうとは思っていたが、ヘ音記号の音符までも読めなくなっていた。ガーン。 弾きたい曲はかなりレベルが高い。すぐにその曲を練習しても手も足も出ないよ、これは。という訳で、新たに買い求めた電子ピアノについてきた曲集の中にあった、昔弾いた比較的簡単な練習曲で指慣らしから始めた。 元々中級レベル止まり

          ストリートピアノには人生が詰まっている

          『「風の時代」に自分を最適化する方法』☆見えないものを大切に☆

          yujiさん曰く『星2.0』と双子の本ということなので、読まないという選択肢はないだろう。 「星本」では個人に焦点を当てた内容だったが、「風本」は社会だ。個人がこれからの風の時代にどうシフトしていったら良いかを提示した、社会情勢本。切り口は占星術であるけれども、内容は極めて現実的であり、占いなんて興味ないと言ってスルーするのはもったいないなあと思う。 今終わろうとしている土の時代の始まりに起こったのは産業革命・フランス革命。前の火の時代の始まりに起こったのは関ケ原の合戦。

          『「風の時代」に自分を最適化する方法』☆見えないものを大切に☆

          『星2.0』☆星占いなんか気にしない私が占星術の本を買う☆

          朝起きてスマホを開いてもテレビをつけても、必ず顔を出す今日の運勢。いいことが書いてあるとちょっと嬉しい気持ちで一日が始まったりするんだろうけど、数十年生きていると、読まなくなるものだ。 ところで、最近の私のnote記事といえば藤井 風くんのことばかり。星占いとは関係ないミュージシャンの名前がここで出てくるのはなぜか?それは、風くんに出会い追い始めてからチラチラ目に入るようになったのが、なんと占星術だったからだ。”風の時代”に風が現れたとかなんとか星読みさんたちが言っているの

          『星2.0』☆星占いなんか気にしない私が占星術の本を買う☆

          武道館ライブから見えた藤井 風(11/10追記)

          藤井 風の武道館ライブが決まったと聞いたときから、これは伝説的ライブになるに違いないと確信していた。 だからこそ、絶対に現地で体感したいと願ったが、あっけなく配信組となってしまった。私が宝くじ並みのチケットを当てられるとは思っていなかったけど、「持ってる」夫は当てるんじゃないかという気がしていた。その夫も外した訳で、これは外したことに意味があるのだろうと、いいように解釈して、なんとか心の平安を取り戻したのだった。 どんなライブになるのかは想像もつかなかった。画面の前でそわ

          武道館ライブから見えた藤井 風(11/10追記)

          命あっての「推し」だから

          9/30まで、SNS上でdeleteC大作戦なるものが繰り広げられている。 参加企業のツイートをリツイートしたり、対象商品の「C」の文字を消して写真を投稿するだけでがん治療研究に寄付されるという、気軽に参加できて人のためになる企画だ。 私は母方の祖母の顔を知らない。生まれてすぐに祖母はがんで旅立った。 知人にも人生半ばで旅立った人が何人かいる。みな優秀で、よりによってなぜこの人が、と思う人ばかり。健康であり続けていたら、仕事でどのような結果を出していただろう。それなのに

          命あっての「推し」だから

          「何なんw」に学ぶ文章術

          note のアカウントを持ってるくらいだから、私は文章が好きだ。 いつも何となく書きたいなと思うことが浮かんだら勢いだけで書いていて、自分のスタイルと言えるような型などは持ち合わせていない。 少しでも自分の文章が良くなればと、ときどき文章術について書かれた記事を読むことはあるけれど、それを自分の中に落とし込むのはなかなか難しくて、我ながら進歩がないなと思っている。 だったら、自分で考えてみるのもいいかもしれない。そう思ったとき、頭に浮かんだのが「何なんw」だった。 藤

          「何なんw」に学ぶ文章術

          風の歌を弾け

          #私の勝負曲「気分を盛り上げてくれる曲/自分の定番曲やテーマソング」という言葉を少々発展させて書いてみたい。 これまでの人生の中でハマったミュージシャンは何組もいるが、今、久しぶりに溺れまくって呼吸困難に陥っているシンガーがいる。 藤井 風だ。 一度聴き始めると次の曲、次の曲、もう一度あの曲・・・と止まらなくなってしまうので、毎日何時に聴くかを考えて、それまではほかのものをかけて過ごしている始末。 藤井 風はオリジナル曲も洋楽カバーもどれもこれも魅力的で順位などつけら

          風の歌を弾け

          『舟を編む』

          これは、読みたいと思いつつ、ずるずると読まずにきた本。なぜ読まなかったのか自分でも分からないが、さっさと読んでいたら、note に書くことはなかっただろうから、結果的には良かったのか。 私は若い頃、一度だけ、電子辞書に入れるデータのチェックという、超レアな仕事をしたことがある。 もちろん、一から辞書を作るわけではないから、難易度は比べ物にならないが、『舟を編む』の言葉の世界観はよく分かって、読みながらニヤニヤしてしまう。 ひとつの言葉について複数の辞書を引いて意味を比べ

          『舟を編む』

          確かに「何が起こるか楽しみ」と書いたけれど

          「うひゃ---------!!!!!!」(汗)(汗)(汗) 夕べnoteに通知が来ていたので、何気なく開いてみたら、odol | backyardさんから「スキ」をいただいていました!!! びっくりして変な汗をかいてしまいました 笑 ホント、ありがとうございます!というか、なんかスミマセンというか、あわあわしてます。 今週もラジオ出演予定とのことなので、しっかりとradikoで聴かせていただきます。 重ねてありがとうございましたm(__)m

          確かに「何が起こるか楽しみ」と書いたけれど

          note×odol×radiko

          radikoでFMラジオを聴きながら日々過ごしている。FMは私の日常の一部であり、形はなくともそばにあるものになっている。 odolというバンドを知った経緯は、私がなにかこう検索したりとか動いている中ではなく、たとえて言うなら、もらい事故みたいな(事故じゃないけど)すごい偶然からだった。 最近タイアップ曲を作ることが多いodolは、日常生活の中のふとした瞬間や情景を柔らかく、優しく、懐かしく、悲しげに表現することで、彼らの魅力を大きく開花させたように思う。 いったん終了

          note×odol×radiko