三十路のノイズ


どうもこんにちは、ライラックのユキです。
私先々月に30歳をめでたく迎えまして、なんとなく20歳と色々変わったな〜、と思うことがあるので、今回はノートを書こうかな、と思いました。

私はタラタラとなぜか読んでしまう文章を書くつもりですので、良ければ気分転換にでも読んでください。

まず、初めに。
二十歳と三十路、マジで重さが全然違う。
もうフェザーとバンダムぐらい違う。(いうて格闘技分からない笑)
なんか迫り来る圧迫感が違う。こんなの初めてだから本当にびっくりしました。
この後は具体的に何が変わったのか、書いていきますね。

まず

鬼。


タイトルからするだけで怖いですね…。
でもこれは私にとってはいい話。
私の中に幼少期からずっと鬼が一匹いたんです。鬼というのは鬼という名の『見栄や虚栄心』なんですね。
ちょっと私が複雑な家庭環境に生まれたのと、あんまり幸福とは言えない経験を沢山してきていたので、なんとなく自分の中で人に対して、鬼=見栄や虚栄心を常に持っていないと自己肯定感を保っていられなかったんです。
その鬼が唐突に30歳になる夏くらいから、消えた…。
これね、もう本当に、私にとっては一大事ですよ。
なんたってお店をやる原動力は本当はここからきてるんですから。
だってさ、20代半ばで人生かけて何かする?
しなくない?リスクありすぎるもん。
けどその時の私は自分の中の鬼で生きていたから、こんなんじゃ人生ダメだ。もっと人より凄いことをしてやろう‼︎‼︎ってお店を始めたんですよ。
お店を頑張っていられたのも、人から褒めてもらえるから。お客さんが喜んでくれるから‼︎
それなのに

鬼が消え去ってしまった…‼︎‼︎

もう大変、あれ、私なんの為に仕事しているんだっけ?みたいな感覚。
けど同時にすごい開放的な気持ちになったんですよ。自分、マジで強…みたいな。
そこから自分の中で、人からどう見られるか、とかどう思われるか、とか本当にどうでも良くなりましたね。
というかとんでもなく素直になりましたね。
鬼が居ると人と比べてばかりだから、とりあえず人と喧嘩しちゃうんですよね、ぶつかっちゃうというか。
今は鬼が居ないから、相手を認めて話せる感じ。伝わるかな?
ちょっと鬼がいなくなった瞬間はマジでどう生きたらいいのか分からなくて、かなり無理して尖ってましたけど、本当にそういうのどうでも良くなった。
いい意味で、自分が認めればそれでいい。
もちろん私の中で、その自分を認めるというハードルは決して低くなくて、人から見たらよくそんな頑張れるね、とか言われるんですけど、マジで、どうでもいい。
仕事は自分の為にやっているし、やってあげているではない素直な行動が、一番お客様に伝わる。その心理に行き着いた感じです。

あれ、いい話だな…何事?

というか東京に住んでいたら、なんかよく分からない不安とか見えとか虚栄心しかない人が自分の周りに溢れるわけですよ。
そんな中で、自分の信念というか自分の心を保つって、逆に平常心じゃないですからね。
だから今、マジで自分よく分かんね〜、って人は、安心してください。
大丈夫、なんか勝手に鬼はどこかへ行く。
きっとこの鬼は色々な体験からそれぞれの人にそれぞれの大きさで居るから、適当なことは言えないけど、鬼、居なくなったら楽です。もうすぐ節分だし、豆でも撒いておこう!

義務感。


まぁ、これもですね、本当に怖い年齢の圧迫ですよね〜。
お客様とかで20歳なりたてです!みたいな子が来ると常連さん達と私で口を揃えて『いいな〜、やりたいこと何でもできるじゃん!』って言うんですよ。
もうね、この言葉が全てを物語っている。
そう、やりたいことが出来なくなった。
と言うかやらないように理由をつけるのが上手くなった。なんじゃこりゃ‼︎‼︎
おかしな話ですよね、身体的にも精神的にも金銭的にも成熟してやりたいことが出来る様になっているはずなのに、今までの失敗した経験がすん、っと頭を過って、本当はやりたいことを、目の前の現実と環境を言い訳にやらなくなる。
小さい頃、学校でやりたいようにやる、とか自分らしく!とか散々言わされてきたはずなのに、今じゃ将来の準備ばっかりで、今の目の前にある大切な自分の時間に目を向けられなくなるんですよ。恐ろしい。
この間実家の片付けで見つけた、自分の将来の予想図では、私は結婚して子供が3人くらいいて7LDKの豪邸でグランドピアノを弾いて、犬とか飼っていたんですけど、全然違いますね。
と言うか結婚とか何?みたいな。
30歳になったら、結婚していなくてはいけない、お金を稼いでいなくてはいけない、一人暮らししてなくてはいけない、会社を持っていなくてはいけない、何かすごくなっていなくてはいけない、この義務感に押し潰されて、もう本当に、血管が破裂。ピーポーピーポー。
いや、社会的にはそうあらなくてはいけないのですけど、本当に自分がそうしたいのか、話し合う時間なんて、無いぐらいに毎日が忙しなく過ぎていく。
気づいたら30代、多分気付いたら40代。

…。

私、そんな自分の人生は嫌だ!

と思ったの、私は義務感を全て捨てました。
さっきの鬼と一緒の話になるけど、自分がやりたいことは全部やる!既にやっているけど。
とにかく素直に自分がやりたいことをたくさん集めて、日々の純度を上げないと、多分何かの歯車が外れた瞬間に、心が死んでしまう匂いがしましたね、死臭です。

だからこそ、私は今日を本当に楽しんで、大切に生きたいし、純粋な気持ちで、人と向き合いたいですね。

ただ、今日を本当に楽しむと言うのは堕落してお金をダラダラ捨てることでは無い、と思うんですよ。
と言うのもね、最近知ったとても素敵なマスターのいるお店があるんですけど、私はそこで経営と接客をいつも学ばせてもらっているんです。
そこのマスターが言ってた。
最近の若い人は『今を楽しみ過ぎて人生が一度しかないことを忘れている。』って。
この言葉の刺さり方って、人それぞれだと思うんですけど、私はとんでもなく、硝子の少年のキンキキッズぐらい刺さりましたね。
そう人生は一度しかない、だからこそ、本当に、自分を満たせる事を仕事でもプライベートでも大切にしたい、と思いましたね。
私にとっても大切、と言うのは、私自身が楽しむことです。
結局人は笑顔の人の周りに集まるし、喧嘩なんかするより、笑顔で楽しくいた方が、絶対に良い。これが最近の私の境地です。

毎日が金曜日


はい、最終章は毎日が金曜日、なんとも明るいタイトルですねー。
そう、私にとっては毎日が金曜日。華金。
この人頭悪いのかな?思っているあなた、大丈夫です!多分頭はすごく悪いですね‼︎‼︎笑
と言うのもね、この毎日が金曜日って、毎日ベロンベロンに酒を浴びるほどに飲んでいるぐらい楽しいんですよね。
昨日も大学一年生から通ってくれている男の子が、大恋愛をして、すごく大人になって顔を出してくれたり、すっごく暗い気持ちの人がライラックでなんか明るくなったりして、そんな瞬間って本当に金曜日くらい楽しい!例えが下手すぎる。
と言うか毎日誰かと20人ぐらい新しい人と会える環境って、マジで毎日クラブで遊ぶくらいしかない気がするんですが、私はその上で、その20人ぐらいとしっかりとお話をして、心を分かち合うことが出来るんですよね。
その体験って本当に金曜日じゃん!って。
だから帰ったらすごくぐったりしているけど、心はすごく暖かい。一人でぼーっとしていてもやっぱり、心は暖かい。この感覚って金曜日に思いっきり明日のことを気にしないで遊んだ感覚に私の中では近いんです。
だから毎日が金曜日!
だからこそ、自分の時間を大切にして、ちゃんと楽しむために休憩したいな、と思ったこの半年でした。
私にとっての自分の時間は音楽を聴いたり、踊ったりすること。

まぁ何が変わった?って言われたら、なんかすこぶる落ち着いた!ぐらいですね。笑
あとは人の痛みとかが少し分かるようになったかな。
人って鏡っていうし、自分も本心で聞くからこそ、相手が自分の手の内をちゃんと見せてくれるような関係を最近人と築いていけたらいいな、と思っています。
まぁまだ難しいけど、やっぱり、鬼が出て行ったのが本当に大きな変化でした。
これからは鬼ではなく自分と生きていこうね、という感じ。

あと、小学生の自分に伝えたいのは大きな家にも住んでないし、渋谷で小さなお店をやっているだけだけど、あなたが想像していた私より面白い人生を歩んでいることは伝えたいですね。

とりあえず、そんな感じですかね。
来年の自分は見返して『こいつ何言ってんだよ』って笑い飛ばしているかもしれないけど。笑

最近ライラックがすごく良いな、と思うのは、人のそれぞれの人生の節目に立ち合わせてもらえること。
人生って、ずっと上手くいくことばかりじゃないし、泣きたい時もしんどい時もあるけど、そういうね、人に見せづらい時に、ライラックを思い出してもらえるのが、本当に嬉しいです。

まだまだ未熟者で、時々嫌な思いさせてしまうこともあるかもしれないですが、私は頑張るので、皆様これからもよろしくお願いします!!!

おやすみなさい。

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