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《防災の備えをする上で大切なこと》

ここ最近、立て続けに大きめの地震があったり、トカラ列島では依然として群発地震が続いているようで、防災や備蓄への関心度の高まりを感じています。

防災の備えをしましょう!と聞くと、防災リュックや備蓄など「物の備え」に目が行きがちですが、もう一つ大切なのは、「心を備えておく」こと。

突発的にやってくる災害やライフラインの停止、流通の乱れ、交通の乱れ、緊急避難をしないといけない状況が起こったとしても、慌てず冷静に対処できるように、まずは自分の住んでいる地域や職場の周りがどんな災害リスクがあるのかを知り、実際に起きたらどう行動するか事前にシミュレーションしておくこと、知識や知恵をつけておくことが大切だそうです。
そして、家族で情報を共有しておくこと。

ただし、たとえどんなに事前にシミュレーションをしたとしても、知識を持っていたとしても、実際、非常事態を目の当たりにすると、想定していたとおりの動きはなかなかできないとも聞きます。
研究によると、不意の災害に 見舞われた時、落ち着いて行動できる人が 10~15%、我を失って泣き叫ぶ人が 15% 以下、ショック状態に陥り呆然として何もできない状態になってしまう 人が 70~75%の割合の3パターンに分かれるそうです。
〈参考〉
知っておきたい防災心理 =災害時の人間の行動=
/上久保 廣信https://www.jstage.jst.go.jp/article/cadasu/5/0/5_28/_pdf/-char/ja

パニックになるというよりも、ほとんどの人が凍りついたように動けなくなる
それを知っていることも、また「心の備え」となると思います。

まずは深呼吸をして、凍りついた状態から早く抜け出すこと。
抜け出した後、スムーズに行動できるようにマイ・タイムライン(一人ひとりの防災行動計画)を作っておくこと。
改めて大切だなと思いました。

今後も「物の備え」と「心の備え」両方を意識して日頃から過ごしていきたいなと思います。