感謝をする

とても辛いから、色々神様に祈った
あのことを無かったことにしてください
自分のこの悪いところを謝りたい、許してください
もう一度やり直させて
わたしの祈りを聞いてください
わたしの願いを聞いてください
いつ聞いてくれるのですか
まだですか
できれば早い方が良いです

色々ずっとずっとずっとずっと
何度も何度も何度も何度も祈った

でも祈りが聴かれる兆しがない

祈れることは救いだ

でも祈りがきかれている気がしない

きかれない祈りをいつかきかれるからと祈り続けていると
だんだんと祈らないときかれないのではないか
きかれないということは祈りの内容が悪いのか
自分の願いはふさわしくないのか
そんな思いが出てきてどんどん苦しくなる

本当は願いって色々神様への配慮や忖度をするものではなく
欲しいものは欲しいとそのままに素直に求めることなのではないか

叶うかどうかわからない
きかれない祈りは正しく願わないから

そんな世の人の、聞いてもらうためのハウツーを考えて
内省を深めるだけ自分が病む気がした
わたしは神にまだ少ないと言われる程の回数しか祈っていないだろうか
その祈りはふさわしくないというほど、神は祈りに注文をつけるのだろうか
きかれない祈りを祈りながら自分が暗くなるくらいなら

わたしは自分の願いを祈ることをやめた

それよりも

今感謝できることを感謝した方が心が軽くなった
息がつけた
願いがきかれない、とある意味神様に見切りをつけた、という言い方もできるかも
でも、たとえ小さなことでも感謝できる方がよほど心が楽だ

私のことを心配してお花を持ってきてくれたことに感謝
誰にも頼れないと思っていたのに気にかけてくれた人が思いがけず現れて感謝
今健康であることに感謝
祖先が命を繋いでくれて、命の末端に今自分がなっていることに感謝
天気が良いことに感謝
良い風が吹いたことに感謝
夜外を散歩できて感謝
褒め言葉を思いがけずもらって感謝
仕事があることに感謝
給与をもらえて感謝
気持ちの良いお風呂に入れて感謝
今日もお布団の中に横たわれて感謝

欲しいものは手に入っていない
でも、今あるものに感謝
欲しいものをくれない神様とにらめっこをするよりも
今あるものに感謝

願いがいつまでもきかれないことは、悲しいけどね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?