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何となく使っている言葉の功罪

SNS、小市民こと私も御多分に洩れず使用しています。

やほーよりもツイッターで情報を集めることが多いためか
多くのアカウントが使っている言葉がよく目に入ってきます。

それはマジ卍だったりぴえんなどの流行り言葉ではありません。
何となく存在を知っていてどこから発生したのかわからないけど
なぜかみんな使っている言葉です。
先に言っておきます、そんなに数はないです。
自分の興味だったり関心がないジャンルも多くあるためです。
それを踏まえて例をあげていきます。

選挙が近づいてくると①「他に投票する政党がない」という言葉をその筋の人たちが使い始めます。テレビの街頭インタビューでもよく目にします。

また、何か新作がでるたびネタバレを恐れる人たちに対して
②「ネタバレが嫌ならみなきゃいい」
との言葉が散見されます。

8月終わり頃には子どもたちに対して
③「学校がつらいならいかなくていい」
という一見優しい言葉がどこからともなく大合唱となります。

過激な一部の勢力は④「某公共放送なんて観ない」だったり
「某公共放送をぶっ潰す」や受信料に関する文句も飛び交います。

これらの言葉、ちゃんとよく考えて使っていますか?
確かに思想が同じである場合もあるでしょう。
ですが言葉はファッションではありません。
自分の言葉として発信する際はそれ相応の意思や覚悟が必要になります。

例えば①「他に投票する~」では
その勢力の思惑に扇動されていませんか?
ちゃんと各党のマニフェストは読みましたか?
そこまでいかなくとも自分や家族、友人の生活を顧みてなお
同じ言葉にたどり着いたのでしょうか。
考えることが煩わしいからみんなが使っている言葉を使っておけばいい
なんて思っているのだとしたらちょっとどうかなと思います。

②「ネタバレが嫌ならみなければいい」はどうでしょうか。
名探偵コナンの映画を見に行くと呟いたら犯人は○○とリプライを返してくる最低な奴はいます。また、自分の物差しでこれくらい大丈夫だろうと
悪意はないけど人によっては悪質な呟きも散見されます。
自己防衛が大事なのは重々承知です。
なぜなら人の行動を制限することは出来ないからです。
法律もなければ権利もありません。
…気付きましたか?そう、人の行動を制限することは出来ないのです。
つまりTwitterみるんじゃねー!ってのは行動を制限しているのです。
私これくらいました。
フォロワーがネタバレツイートしておきながら嫌なら見るんじゃねー何ネットに期待してるんだ。って。
そもそも1週間とか10日とか我慢できませんか?ずっと言うなとは言いません。でもね、ネタバレくらったから映画館行くの辞めるわって人がいたとしたら製作者側は損失を被るのですよ。

③「学校が嫌ならいかなくていい」はとても難しい言葉です。
辛いことをわざわざつらい思いをして過ごす必要はないかなとは思います。
原因は色々あるのですべてのことに共通して言えるわけではありませんが
その後を考えたことはありますか?
施設や従事者を除く多くの発信者はそこで止まっています。
近所にも何人か不登校の子がいます。
今はいいかもしれません。でも将来の選択肢は確実に狭まっています。
行かなくていいよ、(でもね、選択肢は狭まるのよ。あなたのせいよ仕方ないでしょう)
一見綺麗な言葉にも行間に隠れているものの存在に気付いていますか?

④はもうめんどいので割愛しますが某公共放送も受信料を払うに値するいい番組沢山あります。

言葉には責任が伴います。
みんなが使っているからといって責任から解放されるなどということは
決してありません。

何となくよく見るな、よく使われているなという言葉をみかけたら
その表面的な意味合いだけでなく行間や裏側に潜む思想などにも
気を配る必要があるのではないでしょうか。

長々とありがとうございました。
挿絵、noteの機能で使用させていただきました。感謝。

他にもこの言葉はどうなの?ってのがあったら教えてほしいです。


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