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【詩】憧憬

春を追い抜いて、熱を帯びる君を追いかける

桜色が青く変わり、青春の残り香を纏う

彼方に見える巨雲に怖気付いて振り返る君を

追いついた僕が宥める

そこに残った青春と笑顔の君が眩しくて

僕は思わず目を背けてしまいそうになる

けれど、目を離したら消えてしまうから

君から目は離すことができないでいるんだ

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