勉強の動機付けについて考えてみた
先日、応用情報処理技術者試験があった。
申し込みをしたときは「勉強頑張るぞ!」なんて意気込んでTwitterで日々の記録をつぶやいてみていたものの、日々の忙しさに追われ、だんだんと勉強から遠のいてしまっていた。(Twitterも更新してない)
なので、ここ数か月はまったく勉強してない。そんなんだから、もちろん試験に受かるはずはない。(自己採点結果、合格ラインには届かず)
あぁ、私の勉強への意欲・動機付けってどこからくるのかな、なんて過去を振り返ってみた。
*
中学時代は勉強の虫だった。
中学1年の終わりに、"総復習"というドリルを買って勉強したら、中学2年の中間テストで平均80点台をたたき出してしまったのだ。
以来、勉強することが楽しくて仕方がなかった。
やればやるだけテストの点数が上がっていく。
"詰め込み式"の勉強ではあったが、充実した毎日だった。
それが、高校になって破綻した。
高校の勉強は"詰め込み式"では太刀打ちができなかったのだ。
"勉強をすること"がどんどん苦痛になった。
やらなければやらないだけ、どんどんわからなくなる。
家庭教師に来てもらっていた大学生のお姉さんに相談してみた。
「勉強についていけなくて、辛いんです。やる気も出ないし。」
すると、お姉さんはこんな提案をしてくれた。
「次のテストで○○点取ったら、好きなものを買うって決めるのはどう?」
「好きなもの?」
「私の場合は、雑誌だったなぁ」
そう言って、私を近くのコンビニに連れ出し「ほら、こんなの」と雑誌を手渡してくれた。
女子高校生~女子大学生くらいを対象にしたキラキラした雑誌だった。
パラパラとページをめくり、「占いがあるよ!やってみる?」と言って私に雑誌を渡してくれた。
月の写真があった。
「この月の中に、どんなものが見えるかで、運勢がわかるみたいだよ」
月をじっと見てみたが、何も見えない。
「何も見えません」、と私。
「えっと、ほら、ウサギとか見えない?」
「見えません」
お姉さんを困らせようとしたつもりは全くなかった。本当に見えなかったのだ。でも、お姉さんは「そ、そっかぁ」と言って困った顔をした。
*
今思えば、お姉さんに悪いことをしたなぁと思う。
でも、当時の私に雑誌は必要なかったのだ。
雑誌、というか「勉強のご褒美」というものが必要なかった。
勉強を頑張ったから好きなものを買うとか、ご褒美がもらえるとか、そんなものは私の「勉強する」動機付けにはならなかったのだ。
そうではなくて、「勉強する」ことによって、新しいことが知れたとか、新しい知識を身に着けたとか、自分の成長を感じられることが、私にとっての「勉強する」動機付けだったのではないかと思うのだ。
中学の時、勉強して知識をためこんで、テストをした結果、よい点数を取ることで「私、成長してる」という実感があった。
"もっともっと"と貪欲になれた。
あの感覚がなれければ私は勉強が続けられないようだ。
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今回、応用情報の試験を受けてみて、(自己採点結果は散々だったものの)試験中は「頑張れば解けるかも?」と思いながら問題を解いていた。
午後に関しては、過去一解けた!という謎の自信がある。(午前を突破しない限り、午後は採点してもらえないのだが)
応用情報試験は年に2回ある。
何度だって受けられる。
コツコツ勉強を続ければ、いつか受かるはず、と思っている。
そのためには、コツコツやって、「解けた!できた!」を積み重ねるしかなさそうだ。
気長に、頑張ろう。
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