見出し画像

お仕事、何してるんですか?

記事に書くのは久しぶりだけど、転職活動は現在も続行中。
システム検査の仕事で探していたが、正社員募集で1社受けて落ち、業務委託で数社受けて落ち…という結果。(どちらも書類選考で落ちている)

「いったん、検査業務で探すのをやめよう」という結論に至った。

じゃあどんな仕事で探すの?と思い、やったことがひとつある。
いろんな人に「お仕事、何してるんですか?」と聞いて回ること。
目的は、「どんな仕事に就いてるのか?」「なんでその仕事を選んだのか?」ということが知りたかったから。
さらに、”仕事のやりがい”や”転職を考えたことがあるか?”なども質問することで、「仕事への向き合い方」を知り、私が「仕事を選ぶ」上でなにかヒントになるかもしれないと考えた。

聞いたのはフラの仲間で、みんな子育て中のママ。
3名の方にGoogleフォームで問い合わせを作って聞いてみた。
お一方ずつ紹介してみる。


SEから営業事務へ…社内移動を経験したNさん

30代半ばの優しい雰囲気の女性。
新卒で入った情報関連会社に長年勤務している。
SEとして採用されたが、出産後、家庭との両立が難しく、営業事務へ社内移動している。

Nさんってこんな人

新卒でSEをやっていたけど、残業が多すぎて、子育てと両立するのは難しいから営業事務へ移動したという話は聞いていた。

そもそもなぜSEになったかを聞くと、「SEの会社に内定をもらったから」だというから驚いた。

かたっぱしからいろんな企業を応募したんです。30社くらいかなぁ。
銀行、保険会社、お菓子メーカー、商社とか。職種も気にせず受けてました。

就職活動って、自己分析をして、自分の強みを洗い出したり、合っていないものは除外して進めていくイメージがあったので、この回答にはびっくりしてしまった。

「ご縁があるならどこでもやってみよう」という精神がNさんにはあったようだ。

そこで入った企業に、今もずっと勤めている。
子育てとの両立で、続けていけるか…と悩んだこともあったそうだが、近くに住む旦那さんのお母さんにも助けてもらって、なんとか回しているそうだ。

仕事のやりがいは「営業さんや周りの人にありがとうと感謝してもらえるところ」かな。

人に対しての気配りも上手なNさん。事務職というサポート業務があっているのだろうと思う。

新卒で入った会社を一度退職するも…また同じ会社で勤めるTさん

30代後半の元気いっぱいな女性。
新卒で入った会社に長年勤めるも、旦那さんの海外赴任で一度退社し、専業主婦に。その後、ジムや飲食店でのパートを経験する。
そんな中、以前勤めていた会社が「再雇用募集をしている」と知り、連絡。すると「帰っておいで」と二つ返事で迎えてもらい、また同じ会社で働いている。

Tさんってこんな人

いつも明るいTさん。
新卒で入った会社の決め手は「英語を活かした仕事がしたかったから」だという。
「海外の代理店とメールでやり取りする際、自分の意向が伝わった時」に仕事のやりがいを感じるそう。

家庭の事情で一度は退社した会社だったが、また同じところに戻ってきたTさん。
仕事のやりがいもさることながら、人間関係が良好なことも「戻ってきた」理由のひとつだったようだ。

仕事内容以上に、人間関係に恵まれてるなって思ってる。
私は教えるのが苦手で、人の上に立つタイプでもないから、スキルアップとかレベルアップに関する野望はないんだ。
もちろん、求められることはあるけど無理したくないし。
そのあたりも上司にははっきり伝えてる。
そういうことが話しやすい上司がいるっていうのも大きいかな。

みんながみんな、大きな野望を持っているわけではないし、適材適所というのもあると思う。
Tさんが「心地よい」と思える環境でやりがいを持って働けるのは良いなぁと思った。

やりたくないと思った仕事に飛び込んだMさん

40代のおしゃれな女性。
新卒で営業職を経験するも「無理!」となり2か月で退社。
職業安定所でOfficeを学び、事務職を希望するも、求人がなく「コールセンター職」で現在の会社に。
その後、「法人のコールセンター」「経理」「法人営業の企画業務」など社内の様々な部署で働いている。

新卒で出版業界に入ったMさん。
営業をやりたかったわけではなかったが、「1年目は全員強制的に営業職」だったという。
「自分には合わないな」と思って2か月で退社し、地元に帰ってきたのだそうだ。

その後、「事務職」を希望するも求人がなく、「コールセンター職」へ。

事務職を探す時、電話応対は苦手だから絶対イヤだ!と思ってデータ入力等の仕事を中心に探してたんだけど、思うように就職活動は進まなくて背に腹はかえられず、コールセンターに就職。 絶対イヤだと思ってた電話応対だけど、やってみたら意外と楽しくて自分には合ってたみたい。

コールセンターの仕事の楽しさについて聞いたところ、こんな答えが返ってきた。

シンプルに直接お客様に「ありがとう」って言ってもらえることが自分の働きがいだったかな。

事務職へ移ったNさんも、同じようなことを言っていた。
どんな仕事も「誰かのために」やっているはずなんだけど、それが見えにくい業種というのもある。

”プログラマー”という、私の仕事などもその部類。
パッケージ製品を作って納品しても、その先のお客さんの顔は私たちには見えないのだ。

誰かに「ありがとう」と感謝されることがやりがいと感じるのはよくわかる。(とはいえ、接客業をしたいかといわれるとまた違うのだけど)

Mさんの話からもう一つ。
「やりたくない」と思っていた仕事でも、「やってみたら意外に合っていた」というものもやっぱりあるんだろうなと。
逆もしかりで「思ってたのと違った」っていうこともあるのだろうけど。


今回、いろいろな人の話を聞く中で思ったのはやっぱり「人に話を聞くのは面白い」ということ。

自分とは違う環境で、違う考えで、違う生き方をしている人の話は面白い。
noteで「この人に、聞いてみた」というマガジンを作った。
これからも細く長く「人に聞いてみた」ことをまとめる、インタビュー記事のようなものを書いていけたら、と思っている。

転職についての状況はまた別の記事で。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?