殻は破らない
前の前のそのまた前の職場にて
不良品ばかりだしてしまって上司に叱られたときのこと
『君は変わりたいか?変わりたいならその殻を破れ』
その時の自分はまだ歳も心も子供だったから曖昧に返した。
でも今は違う。自信をもって答えることができる。
『変わるつもりはありません。殻は破らない。これは唯一の私の壁だから』
変わる。なんて無理だよ。
口だけでは変わったとは言えない。
行動と心を入れ換えてこそ変われたというんだ。
私にはその覚悟も勇気も責任を負う力も継続力もない。
変われない。
変わらない。
変わりたくない。
なにも私は孤独に生き続けられるほど強くない。
むしろ弱いからなんにだって負けてしまう。
他人に勝った試しなんてない。
いつでもどこでも他人に左右されてばかり。
あの人はそれを変えろと言ったんだろうか。
そうだとしてもこの殻を破るわけにはいかない。
たとえその対象が好きな人だとしても破るわけにはいかない。
もし何かの衝動で破れてしまったらそこで自分の人生が終わる気がする。
文字通りの意味でも社会的な意味でも。
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