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【ワーホリ】全てが入った財布を無くした話

それはワーホリ4ヶ月目を終え生活も安定してきた頃に起きました…
今思えば確かに油断していたかもしれません。免許証、クレジットカード、キャッシュカード、全てが入った財布を丸ごと失くす日が来るなんて…


この失敗談がのちの誰かの役に1mmでも立ちますように。
財布を失くしてから、できることを全て終えるまでの過程をここに記す!!

いつどこでどうやって失くしたか

失くした日:2023年12月5日 14:00~14:30
場所:クライストチャーチバスインターチェンジ付近

ワタクシ、普段はクライストチャーチ(以下CHCH)からバスで2時間半ほど離れたカイコウラという街に住んでいるのですが、月に1~2回ほどは買い物や遊びを兼ねてクライストチャーチに出てきています。
この日もCHCHの友達とホームパーティーをすべく2泊3日で出てきた最終日で、朝からカイコウラの日本人'sに頼まれていたおつかいリストをコンプリートし残すはキムチを買うのみでした。当てにしていたJapan Martにキムチがなくて、Twitterでキムチのありかを募集したところ、帰りのバスが出るインターの目の前の韓国系コンビニで手に入るとのことで最後の買い物をそこで終えたのが14:00頃の話です。それが財布がないことに気付く前、最後に財布を触った場所。財布はいつも通り前掛けにしたショルダーバックの中に入れました(…はず)。

バスは14:30にインターの外にあるバス停から出るので、その前に建物内のウォーターサーバーで水をくみ、トイレに行った後は外ですでに待機しているバスの前で座って待ってました。
その後無事バスに乗り込み、財布の入った(入ってたはずの)ポーチは自分の目の前に置いていて、ファスナーを開けることはありませんでした。カイコウラに到着するまでずっとノリノリで音楽聴いてて寝落ちもしてないしずっと肌身離さずやったからバスの中ではないと思うのよ。実際バスセンターにも問い合わせましたがいまだに返事なし…
そして夕方5時過ぎにカイコウラへ到着し、部屋に戻って荷解き。おつかいのレシートをみんなに共有しようと財布財布〜って思ったところでワオ財布がない!キャアアアアアアアア頭真っ白!!
うそやろ?嘘やろ?ウソやろ?と、リアルに声に出しながら他の荷物も全てひっくり返していきますが無い。無いもんは無い…

不穏な非通知電話が3件

ここで財布がないことにより「ハッ…!もしや!!」と思ったことがありまして…
バスに乗ってる間、非通知の電話が3件も入ってきてたのです。しかしバス内の自分は財布がないなんて思ってもないし、事実NZに来てからというもののほんまに間違い電話が多くて「またいつもの間違い電話やろ。非通知やしガン無視でええわ」と思って全スルーしてたわけです。しかしこれ、明らかに怪しいがな。そんなことが頭をよぎった瞬間にハイきました4回目。非通知で電話が来たのです。「またキター!これもしや財布拾った人が見つけてくれたのでは!?」なんて思った自分は何て楽観的なんでしょうか。
私「Hello!? Rikiya speaking!!」
Someone(女性っぽい声)「Hello~!プツッ…」
…ええうそぉ
切るんや?そこで?切れたとかじゃなくて、あれは明らかに僕の声を聞いた瞬間に「切り」ました。非通知の電話が希望の光に見えたのも束の間、いやこれワンチャン悪い人が拾ってほんまに本人のもんか確認するためにかけてきたんちゃうんかとか余計なこと考えつき始めてテンション下げ…
でも財布の中に電話番号がわかるようなものを入れてたかの記憶はないし、ほんまにただのイタズラ電話かもしらへんし、それについて悩んでても仕方ないと思い、次にすべきことを考え始めました。

失くしたことに気付いてから1時間以内にしたこと

てんぱったのはそこまで。そこからはやけに冷静な自分に少し引きました。まず1番にやったこと、それはTwitterを開いてツイーt…嘘です。

クレジットカード会社に電話

をしました。

頭フル回転で財布の中に入ってたものを思い出して、すぐに悪用されうるものを考えた結果はやはりクレジットカードと銀行のキャッシュカード。PC開いて海外で紛失したとき用のコールサービスへ電話しました。クレジット会社は楽天とEPOS、どちらもめっちゃ迅速な対応で素晴らしかったです。ありがたい!!

楽天→海外でのカードの紛失・盗難について

同時に新しいカードの再発行手続きもしてくれましたが、発送先はどうしても日本国内のみになる模様です。続いては、

銀行のキャッシュカードブロック

まず前提としてNZ国内の銀行のキャッシュカード(EFTPOS)の多くがVISA搭載になっていて、Paywaveといってキャッシュカードでそのままタッチ決済できる仕様になっています。つまるところ、本人の認証要らずですぐに買い物ができてしまうわけですわ。まだこっちの銀行に収得者が狂喜乱舞するような額は入ってないけど、この状況下ではヒヤヒヤでしかない。
しかし!自分はBNZを利用しているのですが、これまた素晴らしきシステムになってまして…まず専用のアプリを立ち上げるとすぐ口座の残高が見れるようになっているのですが、この数値に変化はなし。使ったらすぐに残高がアップデートされてアップデート日時も記載されるのでまだ悪用されていないことは一目瞭然でした。
次にアプリ内でそのままカードの一時的なブロックができます。これが神機能。「一時的にブロック」をスワイプするだけでその瞬間からカード本体を持っていても決済することができなくなります。そうなりゃもうただのプラカードや。
これさらに素晴らしいのが銀行の口座自体を止めるわけじゃないので、毎月の引き落としで登録しているサービスとかはそのまま利用が可能で、さらにはもしEFTPOSを携帯の電子決済サービス(iPhoneならばWallet機能)に登録していた場合、それは使えるんですよ。要するに物理的なカードがなくても、携帯があればPaywaveが可能な場所でのお買い物はいつも通りできる。これがマジで助かった…クレジットも止めて、キャッシュカードもない、普段から現金は持ち歩かない派なので、Wallet機能が使えなかったらマジで誰かにお金借りないと生活できないところでした…笑

肝心の再発行はやはり支店に直接いかないとできないみたいなので後日。その前にアプリから事前の申請もできるらしいけど、どうせBNZカイコウラ支店は毎週火木しか開かなくて混むこともないのでアポなしで行くことにしました。もう疲れて考えたくなかった。笑
BNZありがとう大好き!きっと国内他社の銀行もそうなってるのかな?
次は、

心当たりのある場所へ連絡

これは実は英語がより堪能な友人がやってくれました…本当に感謝。もうカイコウラではすっかりお世話になっている方で、この状況を誰かに打ち明けたく甘えてしまって連絡してみたら、全然頼んでないのに速攻最後に買い物をしたKOSCOの本店へ電話、さらには実際に買い物をした支店に確認したのちの折り返し電話まで取ってくれててマジで天才的だった…感謝し切れんです。
結果的にお店にはないとのことで、ここの時点でバスターミナルで無くした説がかなり濃厚になってました。

多分可能性として1番高いのはウォーターサーバーで水汲んだ時なんだよな…少し低い位置にあって屈みながらマイボトルへ注いでたのですが、もしその時にポーチの口が開いてたならば落ちても仕方ないような姿勢にはなってた気がする。横着せずにちゃんとしゃがみましょうおっさん。

あとは、

警察署の紛失届をオンラインで提出

しました。最初普通に105に電話かけたんやけど、もう夕方で受付が開いてないのと、こっちの通報番号には緊急通報(111)とそれ以外(105)があって、落とし物は基本オンラインから報告してくださいって仕様になってた。

その手順に従ってぽちぽちと情報を入力し、提出。発見されたら連絡が来るらしけど…期待はしていませぬ。
ついさっきまで乗ってた

バス会社にも確認

しようとするも、こちらもすでに営業時間外かつ落とし物は基本メールで報告してくださいとのことだったのでこちらもPCで完結。いやはや、緊急時の頭の回転の速いこと速いこと。ダダダと打ってやりましたわ。

ここまで終えて、1時間くらい経ってました。その後はカイコウラを去ってしまう友達と飲む約束をしていたのでここぞとばかりに愚痴を聞いてもらいながら2人でピッチャーのビールを空けていきました。財布はなくなってもビールは美味い。
幸いいまだに不審な買い物の履歴とか何かトラブルに巻き込まれたような形跡はないのできっと大丈夫なはず…と信じてる。。。

後日やったこと

新しいEFTPOSカードの再発行手続き

次の日から仕事だったのでとりあえずは普段の生活をしつつ、週明け火曜日は自分の休みかつBNZカイコウラ支店の営業日だったので朝イチで受付へ。これがまた素晴らしい対応でした…受付のお姉さんはカイコウラに来たての頃の口座開設時にも対応してくれた人なのは覚えてて(向こうは絶対覚えてないけど)すげえ愛想いいし説明がわかりやすくて好感度激高。手続きも公式アプリがあればビビるくらいスムーズであっという間に完了。そして新しいEFTPOSが届くまでの間使える代理のカードをその場で手渡してくれてすぐに利用可能。便利すぎる!!
肝心の新しいEFTPOSは今日またCHCHに向かう日の朝イチに届いてました。日数でいうと6日かな。これまためっちゃいいタイミングとあってもうほんと…BNZの株買おかな…笑
続きまして

免許証

です。財布に入っていたのは日本のやつとNZのやつ両方…(白目)
NZの免許証は10月頭に取ったばかりでした。車持ってないので普段はただのIDとしてしか使ってなかったんやけど、常にパスポート持ち歩くよりかははるかに便利で重宝してました…
こちらは調べたところなるはやでAA(Automobile Association)の店頭にて再発行してくださいとのこと。AAに電話したらとりあえずシステム上で一時的なブロックができるらしいけど、職場の博識おじいに相談したところ顔写真付きやし本人のサインも印字されてるし一般的には偽造してすぐに悪用するのは難しいはずとのことで特に機能の停止などはしませんでした…
カイコウラにも一応AA代理店が一つあるんやけど、毎月最初の週の木金のみ営業らしく、しかも来月はお正月なのでお休みで次の営業日は2月になるらしく…待てん!!!これを知って、年内最後だったつもりがもう一度CHCHへ行く理由、キッカケ、いや口実となりました。

実はこの記事を書いている直前にそれを終えたところでして、先ほどCHCHのAA Sydenham支店にて手続きを完了してきました。

多分Riccartonのモール前の方が近かったんやろうけど、いつ見ても超混んでて…こちらのSydenham支店は初めて免許証ゲットしたときも訪れてて割と空いてたので今回も初めからこちらにきました。結果的にも受付のおばちゃんがめちゃフレンドリーで手続き中ずっとおしゃべりしオススメの韓国料理屋さんも教えてもらえたのでラッキーです。笑

手続きは免許証再発行書類に必要事項記入して、パスポートと、初めて免許発行したときの紙の控えを持って行きました。念の為関係書類全部持っていってたから話早かったよね。
再発行手数料は$26。現金以外も使えます。早ければ1週間半くらいで届くって!

最後に再発行が必要だったのは

Metro card

これ持ってる時点でどんだけCHCHきてるんよって話なんやがこれはチャーチの路線バス乗るときに使える交通系ICカード。CHCH内の公共バスはどこまで乗っても初乗り運賃$4で、支払いが派生するのは1日2回まで。つまり3回目以降はタダで乗り放題でして、よく使います。ただ毎回現金で払うのが面倒なので友人のススメでゲットしてました。これもBNZと紐付けて、一定残高より少なくなったら自動でチャージされる設定にしてたから簡単に悪用可能やってんけど、使われる形跡がなくて一安心。カード番号使って公式HPでオンラインアカウント作っとけばWeb上でまたブロックしたり、再発行手続きもできる便利システム!NZやるじゃないか。

しかし私はカード番号を控えておらずログインできず…直接ターミナルの事務所で再発行することにしました。
カイコウラからターミナルについてそのまま事務所へ直行。まずは2週間前財布の落とし物がなかったかセキュリティで確認してもらいましたがあるわけもなく…(想定通り!!)
大人しく再発行手続きに入りました。手続きつってももうほんとシンプル。申し込み用紙かいてパスポートでID確認したら確かに前のカード残ってますねってなってその場でブロック&新カード発行。中に入ってた$13はそのまま引き継いでくれて、ただ発行代で$5は残高から引き落とされた状態で渡してもらいました。もちろんその場からもうすぐ使える感じ。Sweet!

これにて生活に直結するアイテムの再発行系は全て完了となりました…
ちょうど2週間以内でのできごとかな。仕事もやってて普段カイコウラにいる民にしては上出来かと。あとは新しい財布を買うだけ。なくした財布、めっちゃくちゃお気に入りだったんですけどね…達者でな。

この失敗から得た教訓

親しき後輩から「先輩ポジティブすぎてたまにうざいっすよね」と言ってもらったことのある(褒め言葉だと思ってる)自分は当然もう切り替えておりますが、この経験を次に活かさない手はないということで学んだことを以下にまとめます。

全てを同じ財布に入れない

基本だったかもしれませんが…私わざわざクレジット2枚持ってるのに2枚とも同じ財布に入れてました。考えれば考えるほど意味がない。さらには日本の免許証に、銀行口座のセキュリティカードまで。めんどくさがりが出てますが、本当に毎日必要なものとそれ以外はよく考えて分けて保管しときましょう。

現金は持ち歩かない

当時財布に入っていた現金は$5だったのは幸いでした。もともと私生活でも現金使わない派なのがここは功を奏した形。現金派の人は本当にくれぐれもお気をつけください。現金はそれこそ手に入れたらそのまま使えて当然やけど、クレジットや電子マネーはブロックという対策が打てるしセキュリティ面で優れてるなと再確認しました。シンプルに支払いが簡単やから使ってるけどね。

財布よりも携帯を失くさない。笑

これよ。マジで。携帯無くしてたほうが絶対やばかった!笑
なんせ無くしたものの復活をするのに携帯が不可欠だったわけですから。一通り手続き終えて1番実感したの、携帯なかったら終わってたなやもん。
いいのか悪いのか、生活必需品ランキング圧倒的一位です。死守しましょう。

コピーを保管しときましょう

これも基本ですわね…ワーホリ始まる前は不安もりもりやったから日本のクレジット、免許証などなど必要書類はなんならそんなにいらんだろくらい全てコピーを取って印刷して保管してましたが、見事にNZで入手した免許証、キャッシュカード、メトロカードなどなどはコピーはおろか写真すら撮ってませんでした。なめすぎ!できることやってないのに、失くしてワーワーいう資格はありませんな。総じて今回の失敗は自業自得だなと思います。

誰かに助けを求めましょう

1人で対応するの、しんどいです。特に英語がまだ不慣れならば失くした不安と英語で対応しないといけないストレスでメンタルやられちゃうと思います。日本にいる人でもいいし、大使館でもいいだろうし、SNSでもいいだろうし、誰かに助けを求めましょう。どこかに同じような経験してたり、実はその手のエキスパートがいたりするかもしれない。
普通に日本語で「ニュージーランド 財布 紛失 すること」みたいに検索してもいっぱい情報出てきます笑
命が1番大事やから、とりあえず生きてて偉いと思いましょうね。

明日は我が身でお願いします。

こんな感じです。この後も何か面倒なことに巻き込まれていなければ「あぁ〜いい経験したな」で終わりますので、どうか神様引き続きよろしくお願いします。笑
せめてもの償いでもないですが、こういうのは積極的に共有して1mmでも誰かの役に立つのが1番の供養だと思ってるので記事に起こしておきました。
特にワーホリで来ている人にはぜひ読んでおいてほしい。落とすもあれば、盗まれる可能性だってあるわけですから…この機会に改めてご用心ください。同じ財布に全部詰めてませんか?それやめときやぁ〜

1つでも多くのお財布が救われますように。笑
久しぶりに画面の向こうのあなたに向けて書きました。
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